つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 覚海
【定義】
悟りの境界を、広大なる海に喩えた言葉。ただし、これを
仏教
で否定する本体のように解釈することは間違っているとされる。
或いはいはく、ひと、死するとき、必ず
性海
に帰す、
仏法
を修習せざれども、自然に覚海に帰すれば、さらに
生死
の
輪転
なし、このゆえに
後世
なし、といふ。これ
断見
の
外道
なり。 『
正法眼蔵
』「
深信因果
」巻