遁世と云ふは、世人の情を心にかけざるなり。ただ仏祖の行履、菩薩の慈行?を学行して、諸天?善神?の冥にてらす処に慚愧して、仏制に任せて行じもてゆかば、一切くるしかるまじきなり。 『正法眼蔵随聞記』巻3-10