つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 亀鏡文
【定義】
「
亀鏡
」というのは、ものごとの善悪を図る基準になるもの。亀鏡文というのは、『
禅苑清規
』の筆者である長蘆宗賾が、修行僧は
法宝
を護持していく宝(
僧宝
)であるため、もっとも尊重されなければならないとし、
叢林
の役に従事する者や、修行僧の心掛けを示したもの。本文は『禅苑清規』巻8や、『
勅修百丈清規
』巻6などに収録されている。
【註釈書】
・
面山
瑞方『
亀鏡文聞解
?
』(『
曹洞宗全書
』「注解四」)
・
瞎道
本光『
亀鏡文求寂参
』(『続曹洞宗全書』「注解三」)