つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 亀毛
【定義】

名前ばかりがあって、実体が伴わないことの喩えだが、転じて実体がないものに、実有の見解を生じ、有の立場に執着する誤った考え方を指す。兎角に同じ。
上堂。趙州狗子無仏性、狗子有仏性を挙し了って、師、乃ち云く、今日永平に一つの山偈有り。亀毛兎角同類に非ず…… 『永平広録』巻6-429上堂