つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 挙経
【定義】

読経の際に、読誦する経名・題号を唱え始めること。またはその人を指す。現在では、維那がこれを務めることが多いが、本来読経については黙読の看経が中心であったため、挙経の必要はなかった。江戸期の面山瑞方師が定められた『僧堂清規』では次のように示される。
維那合掌し挙経す。大悲呪一返、消災三返、共に長声なり。大衆合掌して誦す。 『曹洞宗全書』「清規」巻、68頁