つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 空劫已前
【定義】
世界の変遷を、
成劫
?
・
住劫
?
・
壊劫
?
・
空劫
?
と分けたときに、世界の成立期に当たるのが「空劫」であり、それにすらまだ到らない期間・段階のことを「空劫已前」という。迷悟や凡聖といった二見によって、未だ分かれざる絶対の現象を指す。
朕兆已前
や
威音以前
に同じ
然あれば則ち空劫已前の
修証
なり、
現成
に拘わること無し。
朕兆已前
の
公案
なり。未だ
大悟
を待たず。 『
弁道法
』