これすなはち、三世諸仏の頂𩕳なり、眼睛なり。見賢思斉の猛利精進すべし、いたづらに光陰をわたることなかれ。石頭無際大師云、光陰莫虚度。かくのごときの功徳、みな成仏す。過去・現在・未来、おなじかるべし。さらに二あり三あるべからず。供養仏の因によりて、作仏の果を成ずること、かくのごとし。 『正法眼蔵』「供養諸仏」巻