つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 江湖会
【定義】

中国で「江湖」とは、「三江五湖」の略で、転じて天下全体や世間そのものを意味するようになった。禅宗では、唐代に於いて最盛期を迎えるが、その頃には「江西は大寂、湖南は石頭」といわれて、馬祖道一(大寂)と石頭希遷の二師の下に多くの修行僧が参学したため、この江西省と湖南省は禅僧修行の場として中心的位置を占めた。その意味が転じて、天下にある禅僧が集まって、安居し修行することを江湖、または江湖会と呼ぶようになった。現在では法戦式を含めた、結制修行の意味である。
浄住の江湖 諸位禅師 同じく共に証明せん 『洞谷記