【定義】
日本以外の世界各地に対して行われる
曹洞宗の
布教のこと。かつては「
海外開教」と呼ばれていた。
【内容】
日本曹洞宗では、明治時代以降、世界各地に日本人の移民が行われるのに合わせて、世界各地に
寺院を開創していった。現在では、海外での禅ブームなどもあって、日系人に対する布教教化に加え、海外の方に対する布教・
坐禅指導、そしてボランティアや教誨などの社会活動も熱心に行われている。
国際布教に関しては、
宗務庁?に教化部国際課が置かれ、その下に「
国際センター」、そして世界4箇所(ハワイ・北米・南米・欧州)に「
国際布教総監部」が置かれ、総監部の下に
特別寺院が置かれている。
また、各地では現地での求めなどに応じて、多くの「
禅センター?」が設けられており、信者や禅の道を志す外国人に門戸を広げている。