先師古仏、上堂するに、常に諸方をいましめていはく、近来多く祖道に名をかれるやから、みだりに法衣を搭し、長髪をこのみ、師号に署するを出世の舟航とせり。あはれむべし、誰かこれをすくはん。 『正法眼蔵』「嗣書」巻