つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 宗説行
【定義】

宗は悟り、説は説教、行は修行、いわば教行証のこと。
此の坐禅、仏仏相伝し、祖祖直指し、独り嫡嗣なる者なり。余の者は其の名を聞くと雖も、仏祖の坐禅と同じからず。所以は何となれば、諸宗の坐禅は、悟を待つことを則と為す。譬えば船筏を仮りて大海を度り、将に海を度れば船を抛つべしと謂うが如し。吾が仏祖坐禅は然らず、是れ乃ち仏行なり。所謂、仏家の為体は、宗説行一等なり、一如なり。 『永平広録』巻8-法語11