つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 諸覚
【定義】

衆生に於ける様々な覚の状態のこと。本覚始覚、無覚・正覚などの表現が見える。
いはんやいまの道は、本覚を前途にもとむるにあらず、始覚を証中に拈来するにあらず。おほよそ、本覚等を現成せしむるは仏祖功徳なりといへども、始覚・本覚等の諸覚を仏祖とせるにはあらざるなり。 『正法眼蔵』「海印三昧」巻