つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 小参
【定義】

家訓とも、家教とも呼ばれる。参とは交参の意味であり、学人方丈にあって住持から親しく教えを受けることを意味し、法堂で行われる正式な説法に当たる上堂に比べて、内容も家訓らしく、宗要から日常生活に到るまで詳しくなされる。

【内容】

小参は、年代によって行われる頻度を異とし、唐代には毎日随時行われていたようだが、宋代に下ると末尾が3・8の日の晩に行われるようになった(『禅苑清規』など)とされている。現在の日本曹洞宗の修行道場では毎月1日・15日に法堂で行われる。法堂で行う典拠としては『勅修百丈清規』を挙げることが出来る。