つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 心月
【定義】

心そのものが月であること。心の本性を月(都機)に喩えた言葉。道元禅師はこの語を、盤山宝積禅師の語から導いている。
いまいふところは、仏祖仏子、かならず心月あり、月を心とせるがゆえに。月にあらざれば心にあらず、心にあらざる月なし。孤円といふは、虧闕せざるなり。 『正法眼蔵』「都機」巻