つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 正人
【定義】

正法に契った、正しき人のこと。
初祖西来よりのち、嵩山に掛錫するに、粱武もしらず、魏主もしらず。ときに両箇のいぬあり、いはゆる、菩提流支三蔵と光統律師となり。虚名邪利の、正人にふさがれんことをおそりて、あふぎて天日をくらまさんと擬するがごとくなりき。 『正法眼蔵』「渓声山色」巻