つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 全跏
【定義】

「跏」は、足を組むこと、あぐらを組むこと。坐禅時の足を組まれた状態、尻から足までの全てを「全跏」という。
坐禅の時、袈裟をかくべし、蒲団をしくべし。蒲団は全跏にしくにはあらず、跏趺の半よりはうしろにしくなり。しかあれば、累足のしたは坐蓐にあたれり、脊骨のしたは蒲団にてあるなり。 『正法眼蔵』「坐禅儀」巻