つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 像法
【定義】

末法思想に於ける三時の一。正法の時代に比べて証悟が無くなり、形(像)ばかりの修行と教えが残った時代とされる。次の時代は末法。なお、像法の時代は、五百年や千年など諸説ある。
印度・震旦正法・像法のときは、在家なほ袈裟受持す。いま遠方辺土の澆季には、剃除鬚髪して仏弟子と称する、袈裟を受持せず、いまだ受持すべきと信ぜず、しらず、あきらめず、かなしむべし。 『正法眼蔵』「袈裟功徳」巻