印度・震旦、正法・像法のときは、在家なほ袈裟を受持す。いま遠方辺土の澆季には、剃除鬚髪して仏弟子と称する、袈裟を受持せず、いまだ受持すべきと信ぜず、しらず、あきらめず、かなしむべし。 『正法眼蔵』「袈裟功徳」巻