つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 他土
【定義】

娑婆世界を此土とし、それ以外の国土を他土とする。阿弥陀念仏の流行によって、特に他土とは極楽浄土を意味するようになった。
在生にありて身後に現ぜず、自己にありて他人にあらず、此土に現ずといへども他土に現ぜず、不現に現ずといへども、現時に現ずることをえず。 『正法眼蔵』「神通」巻