つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 体露金風
【定義】

金風とは秋風のこと。木の葉に包まれた樹が、秋風によって葉が吹き飛ばされて、その樹の体が顕わになること。この意を受けて、分別妄想が吹き飛ばされて真の知見が顕わになることを指す。元々は雲門文偃と僧の問答。
僧有りて雲門に問う「樹凋葉落時、如何」と。門云く「体露金風」と。 『永平広録』巻8−法語10