しかあればすなはち、たとひ国王・大臣なりとも、たとひ梵天・釈天なりとも、未作僧のともがら、きたりて亡僧の事例を請せんに、さらに聴許することなかれ。出家受戒し大僧となりてきたるべし、と答すべし。 『正法眼蔵』「大修行」巻