つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 畜念
【定義】

畜はたくわえるの意。よって、思いを貯えること、肝に銘じること。
世尊在世一毫もたがはざらんとする、なほ百千万分の一分におよばざることをうれへ、およべるをよろこび、違せざらんとねがふを、遺弟の畜念とせるのみなり。 『正法眼蔵』「仏道」巻

なお、これを訓読して用いられている例もある。
慈念衆生猶如赤子のおもひをたくはへて言語するは、愛語なり。 『正法眼蔵』「菩提薩埵四摂法」巻