【定義】
禅宗寺院で行われる説法や指導は、様々な形態があるが、最も正式なものとなると
上堂になる。一方で、随時に行われる、説法や教訓・
家訓のことを茶話といい、これは特に、茶を飲みながら行う場合を指す。
『百丈清規証義記』では、「朔望」に茶話についての付則があって、「
或いは晩参。堂を回って鼓を聞くに、声吃って普茶を聴き、宣しく規約すべし。」とされている。
また、茶が一般に普及するようになってからは、各地の寺院でも行うようになったようである。
師、茶話に云く、順境逆境、実に夢幻泡影なり。 『見聞宝永記』