つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 入棺諷経
【定義】

現行の「檀信徒喪儀法」の一作法。剃髪授菩薩戒?が終わったご遺体を、棺に入れて行う諷経のこと。実態としては、葬儀場においてはご遺体は既に棺に入っている場合が多いので、授菩薩戒の終わりの合図に導師戒尺二下したタイミングで、維那が『大悲心陀羅尼』を挙経し、読経した後に回向する。

【回向文】

「入棺諷経」の回向文は、非常に簡潔である。
上来諷経する功徳は、新帰元某甲〈信士信女〉に回向す。伏して願わくは、入棺の次いで、報地荘厳せんことを。