つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 如意
【定義】
僧侶が所持する仏具の1つ。
払子
・
拄杖
?
・
扇子
、など。
【内容】
古い時代は、爪杖で「まごの手」のことであった。骨や竹・木などを刻んで人の手の指爪の形に作り、柄は三尺ほどで、手の届かない背のかゆいところを掻くのに用いられた。したがって、人の意のままにということから如意という。
また、ただ単に、物事が思い通りになることという意味もある。
道元
禅師は『
普勧坐禅儀
』を「宝蔵自ずから開き、受用如意ならん」という句でしめる。