つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 八十種好
【定義】

八十随形好、八十種妙好などという。仏の身体に具わる八十の副次的特徴、吉相のこと。似たようなものに三十二相というものがあるが、そちらに比べて小さい特徴(重複もある)。仏に於いて、人間と異なった相好の美を細別して表現したものであり、インド人が身体の理想的な特色を数えたもので、象徴的なものが多い。
見楊枝は、見仏祖なるべし、逢人なり、逢自なり。三十二相八十種好の仏儀をみる、透脱見仏なり、しかあれども、ほとけの身心を見究尽するにあらず、楊枝をみる、透脱の見仏なり、しかあれども、楊枝の内外を見究尽するにあらず。 60巻本系統『正法眼蔵』「洗面」巻