つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 皮袋
【定義】

皮膚に包まれた生物のこと。哺乳類全般を指すが、特に人を指すこともある。臭皮袋とも。
渓声山色功徳によりて、大地有情同時成道し、見明星悟道する諸仏あるなり。かくのごとくなる皮袋、これ求法の志気甚深なりし先哲なり。その先蹤、いまの人、かならず参取すべし。 『正法眼蔵』「渓声山色」巻

動物を指すこともある。
先百丈の精魂いでて野狐皮袋に撞入す、といふは外道なり。 『正法眼蔵』「大修行」巻