つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 畢竟
【定義】

要するに、つまり、結局、の意。
ある僧、かつて古仏にとふ、黄梅夜半の伝衣、これ布なりとやせん、絹なりとやせん、畢竟じて、なにものなりとかせん。古仏いはく、これ布にあらず、これ絹にあらず。しるべし、袈裟は絹・布にあらざる、これ仏道玄訓なり。 『正法眼蔵』「袈裟功徳」巻

「畢竟如何」とすれば、つまりどうだ、の意。問答商量の際に、学人師家に対して、究極の意を問う場合などに、結びの語として用いられる。