つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 赴粥飯
【定義】

禅苑清規』巻1の一項目。禅林内に於ける食事作法について記したもの。「赴粥飯」とあるが、食事時間の合図に随って、自ら食事を行う場所に赴くことを示している。道元禅師は本項や実際に中国禅林で見聞してきた作法を中心に『赴粥飯法』を著した。

【内容】

粥は朝食、飯は昼食に該当するが、1日2回の食事時間の合図を聞いて、自らが食事をする場所に赴く作法を記したもの。内容としては、僧堂への入り方、鉢盂の降ろし方、役寮達の坐位、そして行鉢作法などとなっている。