つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 福田
【定義】

仏法僧三宝とは、まさに春に種を撒けば、秋に多くの実りをもたらす如く、供養をすれば無量の福徳をもたらす存在であることから、「福田」と称す。
羅睺羅尊者は、菩薩の子なり、浄飯王のむまごなり。帝位をゆづらんとす。しかあれども、世尊あながちに出家せしめまします。しるべし、出家の法、最尊なり、と。密行第一の弟子として、いまにいたりて、いまだ涅槃にいりましまさず。衆生の福田として、世間現住しまします。 『正法眼蔵』「出家功徳」巻