つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 仏法商人
【定義】

仏法を売り物にしながら、世を渡り生きていこうとする者のこと。真実の道人ではないとして、鈴木正三が批判する際に用いた言葉。
此度、此身を救はずして、又何れの生を期すべきやと一筋に思ひ定めて信心堅固にして、仏道修行に進むべし。若輩にして此の意を得ざらん人は、出家して益あるべからず。出離の願力を以て修行せずんば、出家の名を得ると云とも、偏に仏法商人なるべし。 『麓草分』「剃髪受戒時可著心事」