つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 弁道具
【定義】

「弁」は調えること、特に参禅修行のために必要な道具を予め準備すること、或いはその準備物。『禅苑清規』巻1・弁道具では、以下のような準備品を定めている。
山笠?拄杖?戒刀?祠部筒?鉢橐?鞋袋?枕子鈴口鞋脚絣?前後包巾?白絹複包?絛包?枕袋?蓋包?小油単?柿油単?布臥単?綿被?浄巾三條(一は蓋被、一は喫食、一は常用)・小浄瓶?浴巾?浴裙?函櫃小鏁?・茶器・余の衣物。

かなり多くの品数になり、これでは準備も大変であると思われるが、その点の配慮として「家の豊倹に随う」とされているので、用意できる範囲で用意せられた物と思われる。