諸代の帝王、あひつぎて内裏に奉請し、供養礼拝す。神物護持せるものなり。唐朝中宗・粛宗・代宗、しきりに帰内供養しき。奉請のとき、奉送のとき、ことさら勅使をつかはし、詔をたまふ。 『正法眼蔵』「袈裟功徳」巻