つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 無上
【定義】

この上ないこと、この上ないもの。最高の物事ということだが、最高という場合には量の限定を自ずと前提した表現になるが「無」という否定的表現が入ることで、無上はその限界を超えることが可能になるともいわれる。
仏祖大道、かならず無上の行持あり、道環して断絶せず、発心修行菩提涅槃、しばらくの間隙あらず、行持道環なり。 『正法眼蔵』「行持(上)」巻