つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 野干
【定義】

野狐のこと。オオカミの一種であるともいわれており、夜に出歩いて人を襲い、その肉を喰らうともいう。
天のみち、神のみち、ふさがん人はたれぞ。すでに三世仏会参詣す、仏所参学す。仏所・仏会にことならん、たれか仏法信受せん。ただこれ誑惑世間人至愚也。野干の、窟穴を人にうばはれざらんとをしむよりも、おろかなり。 『正法眼蔵』「礼拝得髄」巻