つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 弥天
【定義】

弥は、広く行き渡る、普く、などの意味があるため、天に広く行き渡るの意。または、満天のこと。
人の、さとりをうる、水に月のやどるがごとし。月ぬれず、水やぶれず。ひろくおほきなるひかりにてあれど、尺寸の水にやどり、全月も弥天も、くさの露にもやどり、一滴の水にもやどる。 『正法眼蔵』「現成公案」巻

なお、首座法戦式の「謝語」で、「罪過弥天」と唱えることがほとんどのため、耳にすることが多い単語である。