つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 薬縷
【定義】

薬玉のこと。麝香や沈香、丁子などを錦の袋に入れて、蓬や菖蒲などを結び、五色の糸を垂れ下げた物である。端午の節句には、これを柱に掛け、身に着けて邪気や不浄を払って、長命息災を祈ったという。長命縷・続命縷・五色縷などともいう。
端午の上堂。卓拄杖一下して云く、五月五日天中節。尽大地人薬縷を帯びる。 『永平広録』巻2-169上堂