つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 浴室
【定義】

禅宗寺院に於ける七堂伽藍の一つ。住持及び大衆の入浴のための設備。浴室は知浴が司る。道元禅師は入浴について『正法眼蔵』で明らかにされる。
しかあるに、身心を澡浴して香油をぬり、塵穢をのぞくは、第一の仏法なり。新浄の衣を著する、ひとつの浄法なり。塵穢を澡浴し、香油を身に塗するに、内外倶浄なるべし。内外倶浄なるとき、依報・正報、清浄なり。 「洗面」巻