つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 拈来
【定義】

拈はつまむ、の意。つまみ上げ、持ってくること。
三界業報愛惜して、三宝尊位を願求せざらんともがら、たとひ千枚の死皮袋を拈来して亡僧の事例をけがし、やぶるとも、さらにこれ、をかしのはなはだしきなり、功徳となるべからず。もし仏法の功徳を結良縁せんとおもはば、すみやかに仏法によりて出家受戒し、大僧となるべし。 『正法眼蔵』「大修行」巻