つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 澆季
【定義】

澆は薄いこと、季は末。人の心が薄情で、世の風俗が軽薄になり、道徳心が衰えた末世のこと。澆季末法ともいう。
因果道理は、孔子、老子等のあきらむるところにあらず、ただ仏仏祖祖、あきらめ、つたへましますところなり。澆季の学者、薄福にして、正師にあはず、正法をきかず、このゆえに、因果を明らめざるなり。 『正法眼蔵』「深信因果」巻