つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 祠堂諷経
【定義】

朝課諷経で「開山歴住諷経」の次に行われる諷経で、亡僧開基及び檀信徒各家の先祖を供養するもの。『行持軌範』では、以下のように規定している。

【読誦する経典】

・『妙法蓮華経』「如来寿量品偈」

回向する対象】

・亡僧、開基、及び檀信徒各家の先祖。

【回向文】
仰ぎ冀くは三宝、俯して照鑑を垂れたまえ。上来、妙法蓮華経如来寿量品偈を諷誦す、集むる所の功徳は、某和尚・某首座・某上座・当山亡僧法界亡僧伽等各々品位、当寺開基何々、万国殉難者諸精霊−以下、檀那先亡云々−、当寺結縁祠堂の檀那、合山清衆の六親眷属七世の父母、法界の含識に回向す、同じく菩提を円かにせんことを。