つらつら日暮らしWiki〈曹洞禅・仏教関連用語集〉 - 箋香
【定義】

沈香に次ぐ名香とされるもの。桟香とも書くとの説あり。なお、そのように書いた場合、沈香のように完全に沈みもせず、かといって浮きもせず、その中間に漂う香木であるという説もある(『和漢三才図絵』参照)。また、沈香とともに、南方材の一種であり、表面は黒い脈となるともいう。
威儀を具すといふは、袈裟を著し、坐具をもち、鞋襪を整理して、一片の沈・箋香等を帯して参ずるなり。 『正法眼蔵』「陀羅尼」巻