ここは某巨大掲示板のSS職人であるチョ ゲバラのエロSSの保管庫です。現在、君の名は、ソードアート・オンライン、ラブプラス、けいおん、とある魔術の禁書目録、ペルソナ4、To LOVEる とらぶるのエロ小説が保管されています。

 御坂美琴の怒りは、頂点に達しようとしていた。
「あのバカッ! 何で何時も何時も遅刻してくんのよーっ!」
 待ち合わせ場所である第七学区のコンサートホール前で、美琴は絶叫した。罪のない通行人達は恐怖のあまり、できるだけ彼女を見ないようにしてそそくさと立ち去っていく。なにやら不穏な青白い火花が、短髪の少女の周りでバチバチと放電しているからだ。
 待ち人は、紆余曲折の末に付き合うことになった恋人だった。
 待ち合わせ時間の三十分前には到着する美琴と違って、ルーズな恋人は待ち合わせ時間を守った事が一度ない。それが彼女には我慢ならなかった。折角の久しぶりのデートなのに、何故もっと早く来れないのか! もう今にも電撃の槍を、ところ構わずぶっ放しそうな勢いだった。
 御坂美琴は、学園都市で五本の指に入る女子学園、常盤台中学の生徒だった。彼女が着ている灰色のブリーツスカート、半袖のブラウスにサマーセーターを見ればそれがよくわかる。常盤台中学は、休日でも制服着用が義務付けられているのだ。
 美琴の顔立ちは整っているので充分に美少女と呼べるが、肩まである茶色の髪と勝気そうな顔はお嬢様には程遠い。だが、超電磁砲の異名をとる電撃使いと言えば、知らぬ者など誰もいない超有名人だ。
 美琴は、二百三十万人の総人口を誇る学園都市でも七人しかいない超能力者の内のひとりであり、その第三位であった。
 さて、その第三位の超能力者の額の血管から今にも鮮血が噴出しそうになったところで、漸く待ち合わせ時間から三十分ほど遅れたツンツン頭の男が、ノコノコと手を合わせながらやって来た。
「いやーホントすんませんです」
 男の名前は上条当麻。こちらは極平凡なただの高校生で、美琴よりも七センチほど身長が高い。
「遅いつーーのっっ!! アンタもしかしてわざとやってんのっ?!」
「いやいや、だから本当にごめんなさいです。ほら、このとーり」
 上条は深々と頭を下げるが、あまり反省しているようには見えなかった。
「毎回毎回遅刻して来て! たまにはアンタの方が先に来て私を待ってるとか、そんな気を使った事を考えたりしない訳?!」
 美琴の怒りは、一向に治まる気配がない。
「今日は、どうしてもやむにやまない事情があったんだって。本当に悪かったから、お詫びに今日一日、お前の好きなところに付き合うから、なっ」
(何よ事情って、それは私と会うよりも大切な事なのか! こっちは久しぶりに会えるからと思って、すっごい楽しみにしてたって言うのに!)
「ねー御坂さん、機嫌直してくださいよー。上条はもうマリアナ海溝よりも深く反省してるんですから」
 逸早く危険を察知した上条は、もう土下座する勢いでペコペコと素直に謝罪を繰り返す。
 さすがに恋人にここまでされてしまっては、美琴もこれ以上は責めにくい。
「うっさいっ! もう、わかったわよ」
 結局のところ美琴は、上条が遅れてきたことよりも、上条ともっと早く会えなかった事に対して怒りを感じていたのだ。一分でも一秒でも長く一緒にいたいのに、目の前の馬鹿男はまったくわかってくれない。
「いやいやさすが御坂さん、話がよくわかる。今日の上条はもう愛玩奴隷となって、精いっぱいお嬢様のご奉仕に努めますから」
「愛玩奴隷?! そ、そう、いい心がけね……」
「はい、お嬢様。それで、何処に参りましょうか?」
 上条は、執事のように恭しい態度で話しかけてくる。
(行きたいところはひとつあるけど……さすがに会っていきなりってのはちょっとね……。
でも、コイツもご奉仕するって言ってるんだから、別に遠慮する事もないのかな? そうよ。恋人なんだから、何もおかしな事じゃないんだし……でも、エッチな娘って思われたりしないかな……)
 逡巡する美琴の顔が次第に紅潮していく。
 実は前々から次のデートで何をするのか、心に決めていた事があるのだ。それは、今日なら実にタイミングが良く問題なくできるし、美琴もかねてから非常に興味がある事だった。だから昨晩は遠足前の小学生のように、興奮して碌に眠れなかったのだ。
 美琴はキュっと唇を引き締めると、意を決して上条を見つめながら言い放った。
「そ、その……アンタこの前、言ってたでしょ、アレを、その……し、したいって……」
「アレ? アレってなんだ?」
「だからっ、アレよっ! この前に言ってた事よ。アレを……だ、出したいって言ってたでしょ?」
「出す?! ごめん、何を何処に出すんだ? 前に会った時の事か?」
「だーかーらーっ! アレよ! ア、レ!」
 言いたい事はズケズケ言う美琴にしては、いまいち要領を得ない答え方だった。
「だから、アレってなんだよ? それじゃーわかんねーよ」
 美琴の整った顔が不機嫌になって歪む。完全に逆ギレだった。
「だーかーら! 『膣内出し』よっ! アンタこの前、膣内に出したいって言ってたでしょっ!!」
「ちょ! お、お前……」
 女子中学生が公衆の面前で叫ぶには、あまりにも不適切な言葉だった。通りすがりの人達からも、「あの子、常盤台中学の子じゃない」などとヒソヒソと話し声が聞こえてくる。
「ああっ! あああ……うわーーーんっ!!」
 すぐに冷静になり自分の失態を把握した美琴は、羞恥のあまり顔を引きつらせて上条の手を握り締めると、脱兎のごとく上条を引きずる様にして逃走した。


 ふたりは三十分ほど走り回ってから、人気のない路地裏に逃げ込んでいた。
「だぁー、もぉー! どうしてくれんのよっ! アンタのせいで恥かいちゃったじゃない!」
 明らかに逆恨みなのだが、美琴は構わず上条を非難した。
「はぁ? お前が勝手に恥じかいたんだろうが。だいたいあんな公衆の面前であんな事を大声で言うか、普通?」
「あああ、もうやめてっ! さっきの失態は、今すぐ綺麗さっぱり忘れるんだからっ!」
「いや、忘れられても困るんだけどな。さっきの話の続き聞かせてくれよ」
「えっ? あのっ、そ、その……」
 今しがた勢いで言ってしまった言葉を頭の中で反芻し、美琴はとんでもない羞恥に見舞われた。モジモジと顔を俯けて、上条と視線を合わす事ができない。だが、これでは何時まで経ってもらちがあかない。賽は投げられたのだ、と美琴は勇気を振り絞って、
「今日、私は大丈夫な日だから……もしアンタがどうしてもしたいって言うなら、し、してもいい……って事よっ!」
 頭から湯気が出そうなほど顔を紅潮させた美琴は、最後は少し切れ気味に言い放った。もう恥ずかしすぎて、穴を掘って入りたい心境だった。
「と言う事は、今日はコンドームを使わないでしていいって事なんだな?」
「……う、うん」
「膣内に全部、出しちゃっていいんだな?」
「そういう事になるけど……」
「おっしゃっぁぁぁーーっっ! キタヨコレッッ! いやぁっほぃぃーーっっ!!」
 上条はガッツポーズのオーバーアクションで、歓びを身体全体で表現する。
(アンタ……そんなに膣内に出したかったのか……)
 上条がこんなに歓ぶとはさすがに思っていなかった美琴は、嬉しいよりも先に少し引いた。でもまぁ、悪い気がする訳ではなかったのだが。
「ああっ! しまった……今は寮はまずいな……そうだ! なぁ御坂、今日はラブホテルに行ってみないか?」
「えっ、ラ、ラブホテル?!」
 エッチをする時はたいてい上条の寮を利用しているので、ふたりはまだラブホテルに行った事がなかった。実を言うと美琴も、前々からラブホテルには興味津々だったりしたのだ。
(ラブホテルか……行ってみたいかも……でも、なんで寮は駄目なのかしら?)
 上条は時々、美琴が寮に来る事を無性に嫌がる時がある。何故だと訊いてみても要領を得ない答えが返ってくるだけだった。これは何か秘密がある、と美琴は睨んでいるのだが、それが重大な問題に発展するのは、また別の話。
「うん、い、行ってもいいけど……」
 ふたりのラブホテル初体験が、ここに決定した。


 学園都市の技術レベルは二十年以上進んでいると言われるが、ラブホテルに関してはその限りではなかった。白を基調とした広々とした空間に清潔なダブルベット、大画面のデジタルテレビとBDプレイヤーの他に、カラオケやゲームまで用意されているようだ。中でも一番に目を引くのは、やはり部屋いっぱいに飾られたぬいぐるみの数々だろう。そこは、まるでおとぎの国のようなメルヘンチックな部屋であった。
「かわいいーーっっ!」
 ムギューと自分の身体よりも大きいなクマに抱きつく美琴。
「へぇー、部屋の中はこんなになってるんだなー」
 上条は無邪気に喜ぶ美琴を生温かく見守っている。
「うわっ、ナニコレ! めっちゃかわいいじゃん。これちょー欲しいぃぃーっ! 」
 今度は、犬だか豚だかわからないようなぬいぐるみを捕獲して弄ぶ美琴。
「この部屋、気にいったか?」
「うんっ!」
 得たいのしれないぬいぐるみを抱きしめながら、美琴は満面の笑みで答えた。このおとぎの部屋を上条に猛烈にプッシュしたのは、もちろん彼女だった。美琴はとにかく可愛い物が大好きな、少女趣味的なところがあるのだ。それが理由で後輩の白井黒子に、よくからかわれたりする事がある。
「それで、シャワーどうする? 一緒に入るか?」
「いいい、一緒に?!」
 美琴は上条の寮の狭いお風呂で、ギュウギュウになって一緒に入った事を思い出した。途端にぼっと火がついたように、頬を薔薇色に染まらせた。
「私は、あ、後でいいからっ! アンタ先に入ってきて!」
 久しぶりのエッチなのにいきなり一緒にシャワーは、さすがにハードルが高すぎた。
「そっか……じゃ、そうするわ……ところで御坂」
「な、なによ?」
「覗くなよ」
「バカッ! いいからさっさと入ってこい!」
 美琴は持っていたぬいぐるみを、上条に投げつけた。
 上条はいたいけな飛来物を右手でキャッチすると、ケラケラと笑いながらバスルームへと消えていく。
「まったくもぅ……」
 美琴はコテンとベットに横になり、控えめな胸に手を当てた。心臓はドキドキと口から飛び出しそうなほど、忙しく騒いでいた。
(ヤバイ……緊張してきた……そう言えば、エ、エッチするのひさしぶりだもんね……ちゃんとできるかな? だ、大丈夫よね? 最後にした時は、かなり気持ちよかったし……)
 美琴と上条がエッチをした回数は、まだ片手で数える程度だった。
 初体験の時は、とにかく痛かったとしかよく覚えていない。だが、それから二度三度と回数を重ねる内に次第に感じるようになり始め、ついに先日初めてのエクスタシーを経験する事ができた。言葉にして言い表す事ができないあの感覚。頭の中が真っ白に染まり、眼前で瞬く閃光に満身が飲み込まれた刹那、果てない天空へと飛翔するような官能的な激感。今、思い出しただけでも身震いがしそうなほど気持ち良かった。
 どっくん、どっくん、どっくん。
「う、うるさいっ!」
 自分の心臓に文句をつける美琴。
(何でこんなにめちゃくちゃ緊張してんのよ私は! 別に初めてって訳じゃないのよ、初めてじゃ!)
 せっかくエッチが気持ち良くなってきたのに、それから美琴は上条となかなか会えない日が続いた。理由を訊くと、やれ忙しいだの、外国にいるだの、何の事だかさっぱりわからない答えが返ってくるだけだった。結果、恋人に会えない寂しさと、女の悦びを知った身体がモンモンと疼き、欲求不満は限界寸前までに達していたのだ。
 結局のところ美琴は、久しぶりのセックス前にして極限の緊張状態にあった。
(落ち着け、落ち着け私……そ、そうだ! ちょっとだけ予行演習しておこう)
 美琴は気をまぎらわせる為に、上条に何処か似ている等身大の猿のぬいぐるみを持ち出してきた。これで今更エッチの練習をしようと言うのだ。これだけでもかなり精神的に追い詰められている証拠だろう。まぁ、これから初めての膣内射精を経験する事になるのだから、多少はパニック状態になっても仕方ないだろが。
(えっと、まずはキスからよね……それからベットに押し倒されて服脱がされてから、身体をあちこち触られて……ああ、これ気持ちいいんだよな……) 
 猿のぬいぐるみと抱き合って、ゴロゴロとベットの上を転がる不思議な中学生。
(そ、そうだ。口でしてあげたら、アイツ喜ぶかな? でも、した事ないから、上手くできるかどうかわかんないしな……)
 美琴はぬいぐるみの上に覆いかぶさると、丁度股間の位置に顔を近づけ、上条のペニスの形を頭の中で思い描いた。血管が浮き出た極太の幹に天を貫くような肉の搭。その幻の巨大な肉塊を握り締め、勇気を振り絞って口内へと頬張ってみた。
(無理無理無理!! いやいや、これはやっぱ無理だわ。こんな恥ずかしい事、絶対にできないっつーの!)
 火照った顔で、バンバンとぬいぐるみの股間を攻撃する美琴。もしこれが実物だったら、上条は再起不能だったろう。
(これはなしの方向でいこう。そうだな……何時もは私が下になってして貰ってるから、今日は私が上になってしてみるのも悪くないかも? たしか、騎乗位とか言ったのかな? あれって何か楽しそうだし)
 上条と会えなかった日々は、美琴はかなりの時間を座学に注ぎ込んでいたので、今までとは比べ物にならない位エッチの知識を保有している。
(とりあえず上になってみて……それから、腰を自分で動かさなくっちゃいけないのか……)
 美琴は、ゆっさゆっさとぬいぐるみの上で腰を動かした。傍目から見るとかなり奇異な行動に見える。場合によっては、メンヘラを疑われるかもしれない。
(うん。これはなかなかいいかもしんない。目線が違うと新鮮でいいよね。こうやって腰を動かしたら、アイツが情けない声出して……ふふ、楽しいかもしんない。でも……こうやってると、何か、き、気持ちよくなってきた……)
 美琴の腰を動きが次第に加速していく。
(あっ、あっ、これ、擦れて、気持ちいい……はぁはぁ、当麻……当麻……気持ちいいよ……と、当麻……)
「お前、何やってるんだ?」
「きゃあぁぁぁぁっっ!!」
 上条に突然に声を掛けられた美琴は、文字通り飛び上がって驚いた。
「アンタ! いいいい、何時からそこにいたの??!」
 シャワー上がりでバスローブを着た上条は、ベットの前で立ち竦んでいる。
「何時からって? 今出てきたばっかりだけど。それで、何やってたの?」
 一部始終を見られていた訳ではなかったのは不幸中の幸いだろうが、美琴の動揺を緩和させるまでには至らなかった。
「き、き、き、記憶を失えぇーーっ!!」
 電撃の槍が上条に目掛けて放たれた。


「何でシャワーから出てきて、すぐに電撃お見舞いされなきゃいけないんだ?」
「……ご、ごめん」
 美琴もシャワーを浴びてから、バスローブを纏い部屋に戻っていた。ちなみにローブの中身は、勝負パンツ一枚だけだったりする。
「俺だからどうにかなったけど、他の奴だったら確実に死んでたぞ」
「だ、だから、ごめんって謝ってるじゃない!」
 あの後、電撃を放ってすぐにバスルームに逃げ込んだ美琴だったが、さすがにこれはちょっとやりすぎだったな、とシャワーを浴びながら反省していたのだった。
「……それで、さっきは何やってたんだ?」
「だぁーっ! そ、その話はもういいの! アンタには何の関係もない事なんだからっ!」
 もちろん詳しく説明できる訳もなく、美琴は逆ギレでこの場を乗り切ることにした。
「女の子には色々と秘密があるものなのよ! そ、それぐらい少しは察しなさいよ、バカッ!」
「ふーん、まぁいいけど。ところで、何でそんなに遠くにいるんだ? もっとこっちに来たら?」
 ふたりは同じベットに腰掛けているが、美琴と上条の距離は一メートル以上空いている。
「もしかして、センセーは緊張してるのかなー?」
「なっ! な、生意気に何言っちゃってくれてんのよ! 私が、き、き、緊張なんかする訳ないでしょっ! いいわよ、近くに行ってやろうじゃない!」
 売り言葉に買い言葉で、美琴は上条との距離をゼロに詰める。すると、緊張のあまり微かに震える細い肩に、上条の腕が回されてきた。それだけで初心な少女は、もう平常心が保てなくなってしまった。
「今日は、本当に膣内に出していいんだな?」
 最終確認だろう。これで「はい」と答えれば、本日の膣内射精は確実に決定だ。
「だから、したいんだったらしていいって言ってるでしょ……もう、アンタの好きに、し、しなさいよ……」
「わかった、好きにする。美琴、大好きだぞ……」
(もう、エッチの時だけ名前で呼ぶのずるい……)
 上条に名前を呼ばれるだけで、美琴はふわふわと雲の上をスキップしたい気持ちになってくるのだ。
「……キ、キス?」
「うん、眼つぶって……」
 頬に手が添えられ、上条の顔が近づいてくる。美琴は言われたとおり瞳を閉じて、唇に全神経を集中させた。ふわりと唇に押し当たる柔らかくて温かい優しい感触。そのあまりにも甘いキスの味に、全身の力が蕩けるように抜けていく。
「んん……っ、むちゅ、ちゅっ、ぴちゅ、んっ、ん……つ、はぁむ、ぬりゅちゅっ」
 やがて優しいキスは、大人のキスへと自然に変化する。美琴は、口内に侵入してきた上条の舌を歓迎し、自分の舌でお出迎えして螺旋を描くように絡ませた。今まで散々お預けされていたので、そのキスの求め方は普段よりも遥かに情熱的だった。
「むちゅー、ちゅるちゅっ、ふぁむ、んっんっ、ぴちゅ、れろれろ、くちゅちゅーっ、れろれろん、ぬりゅ」
 パっと弾けるように情欲の炎が奥底で灯る。脳天から突き抜けるビリビリと痺れるような甘美な電流に、美琴は凍えるように身体を震わせながら、ただ想いをぶつけるように上条の唇を吸引した。
(このキス……き、気持ちいい……溢れちゃう……溢れてきちゃうよ……)
 じゅわっとショーツが濡れてきた事を、美琴は知覚する。そして、夢中になって舌を絡ませている内に、ベットに押し倒されてしまった。
「はあぁぁっ……はぁ、はぁ、はぁ……」
 強力な磁石のように重なり合っていた唇が離れると、美琴は法悦の溜息を零した。嬉しすぎて涙を湛えた瞳の網膜に、バスローブを脱いだ上条の筋肉質な上半身がぼやけるように映った。いよいよなのね、と美琴は覚悟を決めるも、やはりこの瞬間は何度経験しても慣れるものではなかった。心臓の鼓動は、十六ビートで限界へのチャレンジを敢行していた。
「あっ、ダ、ダメ……」
 美琴はあっさりとバスローブを脱がされてしまい、無数のぬいぐるみと男ひとりにその未成熟な裸体を曝け出した。
 照明に照らされた抜けるような白い柔肌は、緊張のあまり薄っすらと朱色に染まっており、ほとんど平坦な胸の膨らみの頂には、サクラ色の宝石がチョンと飾られていた。その中学生の裸体は、まさに花開く前の蕾のように儚げで、少女の成長期特有の妖しげで背徳的な美しさで輝いていた。
「おおっ! 美琴のおっぱいは、相変わらずの可愛いいな」
「やんっ、あんまり、見ちゃダメ……」
 人よりもほんの少しだけ成長が遅れていると自覚している双乳を、美琴は咄嗟に両手で隠そうとするが、タッチの差で上条の手で鷲掴みにされてしまった。
「あっ、そ、そんな、あぁんっ!」
 上条の掌の中で未発達な乳房は、問答無用で揉みしだかれてしまう。蠢く十本の指が乳肉に食い込み自在にその形を変形させ、若い弾力性を持ってしてまた元の形に戻る。ムギュムギュと何度もそれを繰り返されると、次第に先端のサクラ色が硬くなって尖り始めた。
「美琴のおっぱいは、柔らかいなー」
「あんっ、ふぁあっ、そんなに、胸ばっかり、も、揉むな……」
「恋人にいっぱい揉まれると、おっぱい大きくなるんだぞ」
「えっ! ホ、ホント……?」
 普段ならそんな根拠もない都市伝説を真に受ける美琴ではなかったが、この極限の緊張状態で大好きな人から耳元で囁かれてしまうと、「もしかして、これで私も巨乳デビュー!」などとありえない妄想を膨らませてしまった。
「ホントだって。だから安心しろ。俺が責任持って美琴を巨乳してやるからな」
 そんな馬鹿な事を吹く上条に、敏感な双子の肉勃起をキューっとされてしまい、
「あんっ! やっ、ああ……っ、はぁあああっっ!」
 美琴は堪らず甘い嬌声を漏らした。
 こうなってしまうと、後はもう上条の独壇場だった。
 散々乳肉を揉み込まれたかと思うと、今度は可憐な乳頭をチュチューと吸われてしまう。同時にいやらしく全身を弄られ、柔肌に微熱の足跡が残った。くすぐったいのか気持ちいいのかよくわからない感覚に、美琴は戸惑いながらも未成熟な肢体を悩ましく捩らせた。
「あっ、はぁはぁ、あんっ、あっああ……っ、やんっ、はぁ、はぁん、」
 何時しか首や腋といった気持ちいい部分にも、嬲る様に上条の舌が這いずり、上半身は瞬く間に唾液で塗り潰されてしまう。執拗な愛撫のせいでショーツはグッショリと濡れそぼり、美琴はキュンと切なく疼く子宮を持て余した。
(そんな……エッチなオツユがいっぱい出てる……あんっ、は、恥ずかしい……)
「今日のパンツは、何時ものとは違うんだな?」
 普段から穿いているショーツは黒子から子供っぽいと馬鹿にされるので、これを機会に美琴は勝負用のショーツを何枚か購入したのだ。それは、ひらひらレースが付いてかなり布の面積が小さい、大人っぽいホワイトのショーツだった。
「うん……あ、新しいの買ったの……」
「そっか、前のも可愛かったけど、このパンツもよく似合ってるぞ」
「……あ、ありがとう」
 嬉しかった。もう最高に嬉しかった。神様と一緒にコサックダンスを踊りたいくらい嬉しかった。それだけで美琴の頬は緩んでしまった。
「それじゃー、可愛いけどこれも脱ごうな」
「えっ! ちょ、ちょっと待ってっっ!」
 美琴は最後の一枚を脱がされる寸前で、何とか死守する事に成功した。
「えーっと、なに?」
「ちょ、ちょ、ちょっとだけ、時間を頂戴……」
 濡れたショーツを脱がされてしまうと、一番大切な部分を隠す物はもう何もない。胸の愛撫だけで完全にできあがってしまった秘部を観賞されてしまうのは、美琴でなくてかなり勇気がいる事だろう。ぶっちゃけ、もう本当にグショグショになってしまっているのだから。
「いいけど……なるべく早くお願いします」
(はぁ、はぁ、落ち着け……私の大切な部分はすごい事になっちゃってるけど、別に見られるのは初めてって訳じゃないんだから、てか今日は何でこんなにすごく感じちゃうのよ?! や、やっぱり久しぶりだから? こんなにいっぱい濡れちゃうのなんて反則だよー!)
 自分の感度の良さにレッドカードを出す美琴。
「もういいか?」
「……」
「もういいのか?」
「…………」
「もう――」
「だぁーーっ! もう、わかったわよ! ぬ、脱がしなさいよ!」
「わかりました。それじゃーお言葉に甘えて」
 そして、ついに上条の手によって最後の一枚が剥ぎ取られ、美琴は生まれたままの姿にされてしまった。
(ああぁぁ……とうとう脱がされちゃった……大切なところ見られちゃうよ……ううぅぅ……)
「よし、今日はちょっと変わった趣向でいこうか」
「えっ、変わったって? き、きゃぁぁーーっ!」
 美琴は上条にぐいっと腰を持ち上げられると、天井に向けて両脚をがばっと開けた、ものすごい恥ずかしい格好をさせられた。
 まんぐり返しである。
「いやぁーっ! こ、こらぁー! 私にこんな恥ずかしい格好させて、ゆ、許されると思ってんのっ!」
 まだエッチ若葉マークの美琴にしてみれば、屈辱的かつもっともされたくない格好のひとつだろう。なんせ一番大切な部分が丸見えになってしまうだけでなく、いやらしい事をされて感じてしまっている表情まで、同時にじっくりと観賞されてしまうのだから。
「いやー、センセーのココはいつ見てもホントに綺麗ですなー。もう上条さんは、カンドーもんですよ」
「ちょっ、バ、バカーッ! い、いいかげんにしろー!」
 上条の言葉に嘘偽りはなかった。美琴の禁断の花園は、見る者を激しく感動させてしまうほどに美しいのだ。
 僅かな産毛が繁茂しただけの柔らかそうな恥丘に、ピタリと閉じた淫裂の色艶は新鮮そのもので、大陰唇にも無駄毛はいっさい生えおらず清潔感漂う。薄い肉厚の小陰唇はコンパクトに肉割れに収納されており、存在感溢れる包皮を被った淫核は生意気にもツンと尖りを見せていた。
「あんっ、ダ、ダメッ! そんなところ、拡げるなぁーっ!」
 くぱぁーと肉ビラが左右に開くと、フレッシュピンクの媚粘膜が惜しげもなく露出され、世界でひとつだけの可憐な肉の花が咲き誇った。雌しべから溢れる甘い芳香を放つとろりとした粘液のせいで、その花弁をしっとりと淫らに濡れていた。
 さすがは学園都市でも七人しかいない超能力者だ。これほどに美しいオマンコには、そう簡単にはお目にかかる事はできないだろう。
「ひゃぁあっ! そ、そこは! あっあっあ……っ、はあああっ!」
 包皮の上からクリトリスを刺激されてしまった美琴は、羞恥のあまり両手で顔を覆い隠した。こんなにじっくりと一番恥ずかしい場所を観賞されてしまうのは、生まれて初めての経験なのだから仕方がない。イヤイヤとお尻を振って抵抗してみても、逆に上条を悦ばせるだけだった。 
「後から後からどんどんエッチな蜜が出てくるぞ。センセーはここが大好きだからなー」
「あんっ、もうバカーッ! いやぁっ、あっ、あっ、うう……っ、くひぃぃぃっ!」
 美琴はクリトリスに弱かった。もう冗談抜きでトコトン弱かったのだ。
(ああっ! そんな、あっ! あっ! そこっ、そこっ、んんっ、き、気持ちいいぃぃ!)
 口ではいやだのダメだの言いつつも、実際にはそれほど嫌がっている訳ではない美琴センセーだった。もし本当にいやなら、電撃をぶっばなすなどして逃げる方法などいくらでもあるのだ。なのにたいした抵抗も見せずに、素直に秘部への愛撫を受け入れている事が何よりの証拠だった。
 コリコリと指腹で摩擦を受けていた淫核の包皮がひん捲られ、愛らしい肉真珠が外気に晒されピクピクとひくつく。そして次の瞬間、それは上条の口腔内に含まれた。
「んん…………っ!! くうっ、ひやあぁぁっっ!」
 美琴は、悲鳴のような嬌声を張り上げた。ただでさえ敏感なクリトリスを咥えられてしまい、腰は砕けてもうメロメロになってしまう。しかも肉真珠は、上条の口内で舐め回されたり吸引されたりと散々に弄ばれてしまい、挙句の果てには甘く歯まで立てられてしまった。
「やぁんっ! はぁん、あっあっ! はぁはぁ、ふわぁぁ、くうっっ!、あっあっ、はぁあんっ!」
 美琴は何時しか羞恥を忘れ、完全に行為に没頭していた。膣口から噴出す透明だった粘液は次第に白く濁り、股をおっぴろげた恥ずかしい格好のまま痺れる足の爪先をキューっと丸め、その発展途上の肢体を小刻みに痙攣させた。
「ええっ! ちょ、ちょっと、そんなの飲んだら、汚いからダメだってっ!! ううっ、はあぁぁっ!!」
 上条が膣口にぶちゅりとキスをすると、ズズーと溢れる愛蜜を吸引してきたのだ。
「これが御坂タンの味か……いやいや、マジ美味いな……御坂タンのこれ癖になりそうだわ……」
「やぁんっ! み、御坂タン、言うなぁぁーっ! それに、そんなもん飲むなぁぁーっ!」
 キュッキュッと可愛いお尻の穴を何度も萎ませながら、美琴は官能の暴風を耐え忍んでピクピクと腹筋を震わせる。苦しい姿勢なので頭に血が昇り、熱く茹であがって思考は散漫となる。全身から噴出してきた玉の汗が、未成熟な裸体を蠱惑に包み込んでいった。
(あああっ、そ、そんな! 膣内に、し、舌が入って……にゅるにゅるって……こ、こんなに、恥ずかしいことされてるのに、私って悦んじゃってるよぉーっ! ダ、ダメッ! もう我慢できないぃぃぃっ!)
 奥底で燻っていた情欲の炎が火柱となって、美琴の満身を焼き尽くさんばかりに燃え拡がった。網膜にチカチカと瞬く閃光。キーンと高温の耳鳴りとともに、前髪から膨大な高圧電流が放電する。許容量を遥かにオーバーして溜め込まれた欲求が、今まさに開放さようとしていた。
 そして、上条の舌が柔膣の中で踊るように攪拌された刹那、美琴は深い絶頂の高波に押し流された。
「あっあっあああっ! ひゃぁぁぁっっ!!!」
 美琴は両手を拡げてシーツを掻き毟りながら、尿道口から噴水のように潮を噴かせた。
同時に無意識の内に雷撃の槍が、上条に目掛けて放たれた。
 直撃かと思われた刹那、上条は咄嗟に右手をかざして、数十億ボルトに達する雷撃をあっけなく吹き飛ばした。
 幻想殺し。
 上条の右手は、あらゆる異能の力を打ち消す事が可能なのだ。美琴の電撃とてその例外ではない。
「あ、あっぶねーっ! 今のはマジでやばかった! 美琴さん、イクときはちゃんと言ってくれないと、危ないですから」
 かなり間一髪だったようで、上条は涙目になっている。
「はぁはぁはぁ……ご、ごめんなさい……」
 素直に謝る美琴。
「いや、まぁ、いいんだけど。次からはちゃんと言って貰わないと、死んじゃうかもしれないからな……」
 美琴はエクスタシーに達する時、無意識に電撃を放出する癖があるのだ。上条が相手でなければ、おそらく死人が出るかもしれない危険な癖だった。この癖を直したいとは本人も思っているのだが、絶頂寸前になると頭の中が真っ白に染まり、もうどうしようもないのが現状だった。
 美琴は大の字になってベットに寝転がった。おかしな体勢をしたものだから、少し首のあたりが痛かったりする。でも、最高に気持ち良かった。実はここだけの話だが、美琴は上条に無理矢理されたり少しぐらい乱暴に扱われたりした方が、逆に嬉しかったり気持ち良かったりするのだ。このお嬢様は、多分にマゾの素質を秘めているのだった。この素質が完全に開花するのは、また別の話となる。
(嘘……オシッコみたいな物まで出して悦んじゃったよ……こんなの、いやらしい女の子だって、絶対に思われちゃってるよ……)
 潮を噴くほど気持ちよくなったのは、今回が初めての経験だった。まんぐり返しのようないやらしい格好を無理矢理させられ、美琴は今までにしたセックスよりも遥かに興奮していたのだ。 
「そう言えば初めて生で入れるよな。今日は美琴の膣内にいっぱい出すから、覚悟しといてくれよ」
「ちょっと、ま、待って……イッたばっかだから、お、お願い……もうちょっとだけ、休ませて……って、アンタ何でもう入れようとしてんのよ! 無視すんなやこらぁーっ!」
 美琴の切羽詰った懇願を完全に無視され、両脚を蛙のようにがばっと開脚させられると、白濁でべっとり汚れた膣口に亀頭が宛がわれた。刹那、ペニスは膣内へと挿入された。
「は、入ってくる……ああっ! あっあっ、ふぁあああっ!」
 幼い膣口は限界まで拡張され、加熱した巨大な肉塊を静かに飲み込んでいく。歯を食いしばりながら久しぶりのペニスの挿入を受け入れた美琴に、もう上条を非難するような余裕など何処にもなかった。まるで失った自分の一部が胎内に戻ってくるような錯覚を覚え、感動にも似た心境から自然に涙が零れそうになった。
 そして、ついに逞しすぎる肉棒は、美琴の膣内に根元までピタリと収納された。
「ああっ……全部入ったぞ。ああ、すげー気持ちい。やっぱ生でするのは全然違うな。美琴の膣内、めちゃくちゃ気持ちいいよ」
 それは美琴も同感だった。コンドームを付けてするのと生とでは、全然感じ方が違った。
もちろん生の方が断然気持ちいいのだ。直に上条の体温を感じることができるし、ペニスの凸凹の部分を膣内でリアルに感じることができて、歓びで胸がいっぱいになった。
「い、いっぱい……お腹の中が、いっぱいになってる……」
 一度、潮を噴いてまで絶頂した美琴の膣内は異常なまでに敏感になっており、ただ挿入されているだけで、背筋に暴力的な快美感が駆け抜けていった。
 上条の顔が無言のまま近づいて来た。挿入直後で放心状態の美琴は、そのままむちゅーと唇を奪われてしまった。口内で二匹の朱舌は肉の交歓を繰り返す。まるでお互いを搾り合うようにして、激しく荒々しくねっとりと肉のダンスを踊り続けた。
 美琴は、繋がったままするキスが大好きだった。乱暴に口内を蹂躙されたり、顔中をベトベトに唾液で汚されてしまうと、もう失禁しそうなほど興奮してしまうのだ。
「んんっ! ちゅっちゅっ、はむっ、ぴちゅ、んっんっ、ちゅぱぁ、ぬりゅぴちゅ、れろれろ」
 注ぎこまれてくる唾液を夢中になって嚥下しても、それだけでは全然物足りない。今度は美琴の方から上条の口内に舌を挿入して、熱い唾液のおかわりのおねだりした。膣内で剛直の逞しい鼓動を感じながらするキスの味は、やはり格別だった。
(ヤバイ、このキス気持ち良すぎる……お腹の中がじんじんして、すっごく熱くなってる……あああっ、もう、こんなのおかしくなっちゃうよ! は、早くして! お願いだから早く動いてっ!)
 膣奥に押し付けられたペニスは、まるでこちらを焦らすように嘲笑うようにして、うんともすんとも動かない。次第にヒリヒリと焼けつくような疼きが子宮に蔓延していき、美琴は浸透してくる肉悦を堪えきれず、
「はぁはぁ、お、お願い……動いて……動いて……」
 押し殺すような切ない声で懇願した。
「動いて欲しかったら、『私のオマンコをご主人様のオチンポでズボズボして、妊娠させてください!』っておねだりしてみな」
(こここ、この、くそぼけがぁぁーっ! 調子に乗りやがって!!)
「どうしたの? 言わないと動かないぞ?」
 とんでもなく恥ずかしい言葉を強要され怒り心頭の美琴だったが、子宮の疼きは更に増す一方、もはや考えている余裕などどこにもなかった。
「わかった! い、言うから……」
「ほー、なら言ってみな」
(アンタ……後で覚えてなさいよ……)
 どす黒い殺意を胸に秘め、美琴は死にたくなるような恥ずかしい言葉を口にした。
「私の、オオオ、オマ……コを、ご主人様の……オ……ポで、ズボズボして、……させてください……」
「えっ、なに? そんなんじゃ、全然聞こえないぞ?」
 美琴は、もうどうにでもなれとばかりに開き直った。
「私のオマンコをご主人様のオチンポでズボズボして妊娠させてくださいっっ!!」
「美琴は本当にいやらしい女の子だなー。わかった、それじゃー、美琴が望むようにしてやるからな」
(絶対に後で殺すから、覚悟しときなさいよ!)
 ついに抽送が始まり、ぶっとい肉棒がズボズボと幼い膣道を摩擦した。
「あんっ! あっあっ、あんっ! はぁはぁはぁ、んん……っ! ふあぁぁ! ううんっ!」
 待ちに待っていた魅惑の激感に、美琴は健康的でスレンダーな裸体を大きく弾ませながら、子猫のような可愛い声で鳴いて悶えた。女の悦びに無条件に翻弄されるその姿は、中学生らしからぬ妖艶な色気すら漂わせていた。
「そ、そこ、ああっ! き、気持ちいいぃー! あんっ! そこもっ! あっあっはぁんっ! はぁん、ふわぁ、ふぁっふぁぁっ、はぁんっ!」
 上条の腰の動きは、単調な抜き差しだけではない。三度四度優しく浅く出し入れしてから、一度強く深く突き入れる緩急織り交ぜた巧みなピストン運動だった。しかも、念話能力でも持っているのかと思わせるほどに、美琴が刺激して欲しい部分に亀頭がピンポイントでヒットしてくるのだ。これには電撃使いの少女も居ても立ってもいられず、もう我を忘れて発展途上の肢体をエッチによがらせるしかなかった。
(ア、アンタなんでこんなに上手くなってんの?? こんなの気持ち良すぎて、すぐに、イ、イっちゃうよぉーっ!)
 決して揺れる事のない控えめなふたつの果実がムギューと鷲掴みにされ、挙句に先端の痛いほどに尖った桃色の宝石をキューっと強く摘まれてしまう美琴。
「んん……っ! くぅひぃぃぃっっ!」
 腰の前後の運動に合わせて、汗でしっとりと濡れたささやか胸の膨らみを揉み込まれ、美琴は未成熟な裸体をフルフルと捩じらせながら、艶やかな息遣いで悦楽の音色を奏でた。
 久しぶりのセックスなので身体がものすごく昂ぶっているのに加え、初めての膣内射精への期待感から美琴は、初体験の時以上に興奮しているのだった。絶え間ない打撃にさらされた子宮が妖しく痺れると、炎のように激しいパトスが脊髄に迸り脳髄を直撃した。
「はぁはぁはぁ、気持ちいい。すっげー気持ちいいぞ美琴、はぁ、はぁ、あああっ!」
 茹だった牝穴は、まるで意思に目覚めたかのようにペニスに食らいつき、ねっとりと捻るような肉圧力を加えた。結合部からは、ドロドロの白濁の粘液がペニスの出し入れのたびに外に溢れ、お互いの生殖器はおろか、もう美琴の可憐なアナルにまで垂れ流しの状態だった。
「あんっ! あっあっあっ! はぁはぁ、はううっ! はぁん、ギュってしてぇ! どっかに飛んでっちゃうから、お願い、ギューってしてぇーーっ!」
 上条ががばっと折り重なってきて、お互いの汗ばむ身体は密着された。火傷しそうなほどに熱い肌の感触を確かめながら、美琴は四肢を上条の身体に巻きつける。そして、切ない想いの限り狂おしいほどに抱きしめた。
(ああ……ギュって……温かくて重くて、すごい幸せ……あああっ! そ、そんなことしたらっ! が、我慢できなくなっちゃう!)
 上条のピストン運動に捻りが加わり、楕円を描くように膣奥を掻き回されてしまう。ブチュブチュと淫靡な水音と共に、美琴の可愛い喘ぎ声が部屋いっぱいに木霊した。
「あんっ! はぁんっ! はぁはぁ、やんっ、も、もうダメッ! イ、イっちゃうっ! イっちゃうよーっ!」
 美琴の前髪からバチバチと青白い火花が迸る。
「俺ももうすぐだから、もうちょっとだけ我慢してくれ! 一緒にイこう、美琴!」
 再度むちゅーと唇を塞がれてしまう美琴。我慢しろと言われても、もう身体は限界寸前まで追い詰められており、奥底で竜巻のように吹き荒れる肉悦の瀑布が、体外に放出される瞬間を今か今かと待ち望んでいるのだ。
 仕方なく美琴は下腹部に力を込め無理矢理に絶頂を抑制しようとするが、かえって杭のように打ち込まれてくる快感は増大してしまった。我慢しようとすればするほどに、内奥の理性の鎖で繋がれた淫悦の獣は、大暴れで抵抗してくるのだ。
「むちゅーっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅぴ、んっんっ! れろれろ、むちゅ、ふぁむっ! ぬりゅ、ちゅーっ」
 ツンツン頭に手を差し入れ力いっぱい自分に引き寄せながら、美琴は上条の唇を無我夢中になって吸引した。そうすることで愉悦のフルコースを堪えようとするのだが、それも無駄な努力でしかなかった。
 美琴は唇を離して茶色の短髪を振り回ながら、
「む、無理ーっ、もう無理だからぁーっ! お、お願いぃーっ! もう、イかせてぇーっ! イキたいっ、イキたいのぉーっ!!」
 涙を流しながら懇願した。
「わかった。もう我慢しなくていいぞ! 俺もすぐにイクからっ、美琴も我慢しないでイっていいぞっ!」
 美琴の前髪に上条の右手がそっと置かれると、バチバチと帯電していた高圧電流が嘘のように掻き消えた。
 漸くお許しを得た美琴は、溜に溜めた欲求を洗いざらい開放した。それは、圧倒的なまでの爽快感。
 蕩ける膣道を抉るペニスの出入りが更に加速して、火花が散るほど高速で膣奥を攪拌された刹那、美琴は天に昇天するほどのオーガズムの彼方へと押し上げられた。
「ああっっ! ああああっ! イクッ、イクーッ! イ、イっちゃうよぉーーっっ!」
「お、俺もっ! 出すぞっー! 膣内に全部出すぞーーっ!!」
 どぴゅっ! どぴゅぴゅッ! ぶちゅぶちゅちゅちゅっっ!!
 爆ぜたペニスから大量の白濁が膣内で射精された。蠕動する膣肉がポンプの役割を果たし、新鮮な子種汁が子宮内に次々に送り込まれてくる事を知覚しながら、美琴は満身を痙攣させた。
「あっあっあああ……っ!! で、出てるっ、あ、熱いのがいっぱい出てるぅ……お、お腹いっぱいに……」
 美琴は初体験の膣内射精を、未発達な子宮で必死になって受け止めた。それは、本能を呼び覚ますような絶対的な快感。こんな気絶してしまいそうな絶頂感は、今まで一度も経験した事がなかった。欠けていたパズルのピースがガションと嵌るこの感覚。私が求めていたものはこれだったのだ、と美琴は膣内射精の素晴らしさをはっきりと認識した。
「膣内に出すの、気持ちいい……はぁ、はぁ、はぁ、美琴……大丈夫か?」
 得がたい至福感に陶酔していた美琴は、恍惚の表情で双眸を虚空に漂わせていた。
(無理……もう頭の中真っ白で、何も考えられないから……膣内出しがこんなに気持ち良かったなんて……これだった、もっと早くにして貰うんだった……ヤバイ、これ癖になっちゃうかもしんない……)
「美琴、これだけじゃー終わらないぞ。これからが本番だからな」
(……えっ!! ちょ、今、何て言ったの? ほ、本番って……??)
 美琴は繋がったまま身体を持ち抱えられ、そのまま対面座位の格好になった。この体位だと全体重が結合部に掛る為、肉棒が更に奥へと挿入されてしまうのだ。
「はぁあんっ! ちょっと待って、もう本当に今は無理だから……す、少し休憩してかららしよ……」
「大丈夫だって。頑張ったらできるよ。ほらっ、好きに動いてみな」
 そう言って上条は後ろに寝転がり、美琴が上に跨った騎乗位の体位になった。
(だから無理つってんでしょうがーっ! 今の私はものすっごい事になってんのよぉー!
 男のアンタに私の気持ちがわかるのかぁーっ! だいたいアンタいったいどんだけ絶倫なのよ!)
「どうしたんだ? 動いていいんだぞ?」
「だ、だから、今は無理だって、はううっ、あああっ! くひいぃぃっっ!」
 突然、ズドンと腰を突かれて子宮が跳ね上がり、美琴は泣きそうな嬌声を張り上げた。
「ん? センセー何か言いましたか?」
 更にもう一度ズドンとペニスが突き上げられた。
「ひゃああっっ! ダ、ダメだって、言ってるのに……あっあっああ……っ!」
「ほーら、ほーら、いやー、センセーの膣内は本当に気持ちいいなー」
(コ、コイツわざとやってやがるなーっ! この体位だと一番奥に当たるから、もう頭おかしくなっちゃうほど気持ちいいのに!)
 ズンズンと繰り返して肉棒を突っ込まれた美琴は、上条の腹に両手を置いて幼い肢体をビクンビクンと震わせた。
「んんっ! あんっあんっ、はぁんっ! やっ! はぁはぁはぁ、あっ、ああん……っ! 当たってるっ! 奥に、奥に、あ、当たってるーっ! んんっ、き、気持ちいぃぃーっ!」
 好き放題されている内に淫悦の獣が息を吹き返し、無防備な中学生の肢体に襲い掛かった。それは、全身の血液が沸騰してしまうかのような激感。圧倒的な快感に塗りつぶされてしまった美琴は、突き上げられるペニスに合わせて身体を上下に躍動させた。
「おおっ! ど、どうしたの、いきなり激しくなっちゃって……あっあああっ!」
 ただ快感だけ貪るエッチな騎乗者がそこにいた。
 普段の勝気な表情は何処にもなく、涙と涎をたらして発情しきった牝の素顔を曝け出し、美琴は愛らしい桃尻を卑猥に動かし続けた。
(うそっ! うそっ! き、気持ち良すぎるっ! すごい、すごいっ! 気持ち良すぎて、お尻が止まんないよぉーっ!)
 尻肉と腰が激しくぶつかり合い、パァーンパァーンと子気味いい衝突音が部屋に鳴り響いた。絶えず肉槍が出入りする牝穴からは、ブシューブシューとブレンドされた精液が噴出し、周囲に無数の飛沫が舞い散った。
「あっあっ、あんっ! ヤ、ヤダッ! もう、イ、イっちゃうっ! はぁはぁ、ああ……っ! イ、イっちゃうぅぅーっ!」
 一瞬、弧を描く様に背筋を反らしたかと思うと、美琴は上条の身体に覆いかぶさりその体勢のまま尻を弾ませ、ただひたすら貪欲に灼熱の肉塊を求めた。ゴリゴリと膣奥の一番気持ちのいい部分にカウパーを垂らす亀頭を突き当てると、もう狂ってしまいそうになるほど感じてしまうのだ。
「俺もイキそうだ! ま、また一緒にイこうっ! 膣内に出すからっ! 全部、美琴の膣内に出すからなっっ!!」
 上条は美琴をギュっと抱きしめ、容赦のない高速ピストンを小刻みな痙攣を繰り返す柔膣に叩き込んだ。
「出してぇー! と、当麻の精子、ほ、欲しいぃのぉぉーっ! 膣内に、膣内にいっぱい出してぇーっ!」
 美琴は、たった一度で病み付きになってしまった膣内射精への欲求を露にした。前髪からは、再び危険な蒼の燐光がバチバチと瞬き始めていた。
 狂おしいほどに抱きしめ合い、唇を重ね合いながら、美琴は激しすぎるほど淫乱にエッチなロディオを踊り続けた。そして、渾身の力が篭った一撃が子宮口に突き刺さった刹那、ペニスは爆ぜた。
 ぶちゅぶちゅっ! どぴゅぴゅうぴゅ! ずぴゅぶちゅぶちゅぶちゅうぅっっ!!
「あああっ! で、出るっ! うううっ!!」
 上条の腰を動きがピタリと止まり、滾ったザーメンシャワーが子宮に目掛けて射精された。もちろんその瞬間、上条の右手は美琴の頭に添えられおり、危険な蒼の燐光はそのまま消失していた。
「あっああっ! あああーーっ!! イグッ! イグゥーッ! イグゥゥーーッ!!」
 二度目の膣内射精も想像を絶する快感だった。美琴は身体を震わせプシューと何度も潮を吹かせながら、めくるめくエクスタシーの奔流に飲み込まれた。
(ああ……き、気持ちいいよ……何でこんなに気持ちいいの……ああっ! 嘘っ、そんな、絶対にダメだって! いや、いや! オ、オシッコ、漏れちゃう!)
 耐え切れない尿意に晒された美琴は、なんとか我慢しようと頑張ってみるが、もはやそんな体力はどこにも残っておらず、上条の上で潮と一緒に黄金水を漏らしてしまった。
「あああっ! そ、そんな……と、止まって! 止まって! あああ……そ、そんな……ああぁぁ……」
「えっ! まさか美琴、ああっ、温かいな……」
 美琴の膀胱が空になるまで、オシッコが止まることはなかった。


「いやーまさかセンセーがお漏らししちゃうくらい気持ちよくなってくれるなんて、上条さんは男冥利に尽きますなー」
「ブクブクブクブク……」
 エッチの後、ふたりは寄り添って一緒にお風呂に入っていた。
 さっきからずっと上条からオシッコの件でチクチクと苛められている美琴は、真っ赤に染めた顔を湯船の中に半分まで沈めている。
(くそぉぉぉーっ! 何で私がこんな目に……だいたい元はと言えば全部アンタのせいじゃないっ!)
 一生の不覚だった。ちゃんとエッチをする前にオシッコをしていればこんな失態はなかったのに、と美琴は激しく自分を呪った。
「ほら、ほら、気持ちよかったって正直に言っちゃいなよ」
「ブクブクブクブク……」
 上条の言葉攻めは、まだまだ続く。
 でも、実際の問題、実に腹が立つ話だが、気持ちが良かったのは事実だった。はっきり言って美琴は、膣内射精を完全に舐めていた。まさかこれほど気持ちいいものだったとは、夢にも思っていなかったのだ。今でも新鮮な子種汁で満タンに膨れ上がった子宮は、キュンキュンと悦んで蠢動していた。
「しかし、まーなんつーかあれだね。前々から思ってたんだけど、お前って結構感じやすい体質だよな。ほら、初めての時だって――」
「だぁーーっ! もぉーわかったわよ、このボンクラがぁぁぁぁぁぁ!!」
 ついに切れた美琴は湯船から這い出ると、びしっと上条に指を突きつけて、
「アンタも私にオシッコかけなさいよっ!」
 とんでもない発言を放った。
「ええっ! ちょ、ちょっと御坂さん」
「何よっ! 何か文句でもあんの! その代わりアンタが私にオシッコかけたら、これで貸し借りなしだかんねっ!」
 そう言って美琴は、タイルの上にぺたんと座り込む。
「いやいや、センセー、上条さんはそんなアブノーマルな世界に脚を踏み入れようだなんて、これっぽっちも思ったことなんかありませんよ!」
「うっさいっ! 私がいいって言ってんだから、さっさとやんなさいよっ!」
「ほ、本当にいいのか……?」
「……い、いいわよ。いいに決まってんでしょっ!」
 もう完全にヤケクソになっていた美琴だったが、少しだけ冷静になってみると、これはちょっとやっちまったかなー、と思わないでもなかった。だが、自分から言っておいて今更、「やっぱりやめる」とも言い出せず、もはや観念するしかないのが現状だった。
「わかった。お前がそこまで言うんだったらオシッコかけるよ」
 上条は立ち上がって、ペニスを美琴の顔前に向けた。
(ちょ、アンタまさか、顔にかけるつもりなのっ! それはないでしょ、普通は身体にかけるもんでしょうがっ!)
 想いは言葉にしなければ決して通じない残酷な現実がそこにあった。そして、プシャーと亀頭の先端から弧を描いて、黄金水が美琴の顔面へと降り注いだ。 
「きゃぁぁっっ!!」
 驚きのあまり美琴は悲鳴を上げてしまったが、すぐに瞳と口を閉じて顔面シャワーをただ茫然と受け止めた。
(ああぁぁ……何なのこれは……まだエッチだって数えるほどしかしてないのに、何でこんなレベルの高いプレイを私はしてるのかしら……)
 ふつふつとそんな疑問が沸いてくるが、まぁこれはこれでしょうがないか、と何処かで諦念してしまっている自分がいる事に、美琴は驚きを隠せなかった。女として、いや、人としてこんな屈辱的な行為を受けながらも怒りを感じずに、むしろ安らぎのようなものを感じてしまっている自分は、はっきり言ってヤバイ、とかなり凹んだりもした。
(つーか、何時まで出してんのよっ! 長すぎだっつーのよ!)
 最後の一滴までオシッコを出し切った上条は、フーと息をついた。
 オシッコ塗れになった美琴は、ギロリと上条に視線を向ける。
「な、何だよ。お前がやれつったんだぞっ!」
「そんなの、わかってるわよ……フンだ」
 そう言って美琴は、上条のペニスを握り締めた。
「えっ、御坂さん?! ちょ、あああっ!」
(毒を食うなら皿までよね……)
 結局、恋愛なんて好きになったほうが果てしなく負けなのだ、とそう結論付けた美琴は、小便で濡れたペニスを口内に頬張った。
 初めてのフェラチオは、苦い味がした。
 

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