子育ての失敗を広く浅く、ゆるやかに追跡。

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『西洋音楽史―「クラシック」の黄昏』(中公新書)

 


目次

まえがき i

第1章 謎めいた中世音楽 3
 芸術音楽とは何か?
 初めにグレゴリオ聖歌ありき
 西洋世界の成立について
 『ムジカ・エンキリアディス』―前へ進みはじめた歴史
 オルガヌム芸術の展開の展開
 ノートルダム楽派とゴシックの世紀
 鳴り響く数の秩序
 アルス・ノヴァと中世の黄昏

第2章 ルネサンスと「音楽」の始まり 31
 「美」になった音楽
 フランドル楽派の十五世紀
 定旋律のこと
 「作曲家」の誕生
 膨張する音楽史空間と十六世紀
 フランドル楽派からイタリアへ
 「サウンド」と「不協和音」の発見―バロックへ

第3章 バロック―既視感と違和感 59
 バロック音楽の分かりやすさと分かりにくさ
 絶対王政時代の音楽
 オペラの誕生―ドラマになった音楽
 モノディと通奏低音
 協奏曲の原理
 プロテスタント・ドイツの音楽文化―バッハの問題
 バッハの「偉大さ」についての私見

第4章 ウィーン古典派と啓蒙のユートピア 95
 近代市民のための音楽、ここに始まる
 ウィーン古典派への道
 古典派音楽の作曲技法
 音楽における公共空間の成立
 シンフォニックな音楽と新しい共同体の誕生
 ソナタ形式と弁論の精神
 モーツァルトとオペラ・ブッファ
 ベートーヴェンと「啓蒙の音楽」のゆくえ

第5章 ロマン派音楽の偉大さと矛盾 131
 十九世紀音楽―「個性」の百花繚乱
 批評、音楽学校、名作
 ハッタリと物量作戦
 グランド・オペラとサロン音楽と―パリの音楽生活
 乙女の祈り
 器楽音楽崇拝と傾聴の音楽文化―ドイツの場合
 無言歌、標題音楽、絶対音楽
 音楽における「感動」の誕生

第6章 爛熟と崩壊―世紀転換期から第一次世界大戦へ 175
 西洋音楽史の最後の輝きか?―ポスト・ワーグナーの時代
 フランス音楽の再生
 エキゾチズムの新しいチャンス
 リヒャルト・シュトラウスとマンモス・オーケストラ
 神なき時代の宗教音楽―マーラーの交響曲
 越境か破局か―第一次世界大戦前夜

第7章 二〇世紀に何が起きたのか 203
 第一次世界大戦の終わりとロマン派からの訣別
 オリジナリティ神話の否定―新古典主義時代のストラヴィンスキー
 荒野に叫ぶ預言者―シェーンベルクの十二音技法
 「型」の再建という難題
 「現代音楽の歴史」は可能か?―第二次世界大戦への一瞥
 前衛音楽、巨匠の名演、ポピュラー音楽
 ロマン派の福音と呪縛

あとがき 231
文献ガイド 238

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