失敗の研究

目次

緒言

1．現代物理学の概観
　　現代物理学の進歩
　　近代物理学における物質と光
　　量子と波動力学
2．物質と電気
　　波の概念と粒子の概念に関する考察
　　二種の電気に関する考察
　　電子の進化
　　電磁理論の現状
　　　1　古典的電磁理論の概観
　　　2　電磁理論の逢着した困難
　　　3　相応原理と波動力学
　　　4　場の量子論
　　　5　結論
3．光と輻射線
　　光学史管見
　　光の理論における古い道と新しい展望
　　物理学における逐次的綜合の一例、光の理論
4．波動力学
　　電子の波動的性質
　　波動力学とその種々の解釈
　　ポテンシャルの障壁を貫く帯電粒子の通過
　　相対論と量子
5．量子力学に関する哲学的研究
　　近代物理学における連続性と個別性
　　　付録１　プランクにおける黒体輻射の法則
　　　付録２　コンプトン効果
　　　付録３　電子の回折
　　　付録４　時空間的位置決定とエネルギー的決定
　　確定性の危機
　　量子力学によって導入された新思想
　　新しい物理学における諸可能性の同時的表現
6．哲学的雑編
　　物理的実在と観念化
　　メイエルソンを悼む
　　機械と精神

岩波新書版への序　仁科芳雄
解説　高林武彦
訳者あとがき

索引

• 『部分と全体―私の生涯の偉大な出会いと対話』
• ニールス・ボーア論文集〈1〉因果性と相補性 (岩波文庫)
• ニールス・ボーア論文集〈2〉量子力学の誕生 (岩波文庫)
• 物質と光 (岩波文庫)
• ボーア革命 　原子模型から量子力学へ