目次
第0章 ゼロと無
第1章 無理な話――ゼロの起源
ゼロのない暮らし
ゼロの誕生
無の恐ろしい性質
第2章 無からは何も生まれない――西洋はゼロを拒絶する
ギリシア数哲学の起源
無限、空虚、西洋世界
ブラインド・デート
ゼロ番目の数
ぽっかりと口を開けた空虚
第3章 ゼロ、東に向かう
ゼロの再生
アラビア数字
私は私である:無
ゼロの勝利
第4章 無限なる、無の神――ゼロの神学
クルミの殻が割られる
ゼロと無
神の賭け
第5章 無限のゼロと無信仰の数学者――ゼロと科学革命
無限につづくゼロ
ゼロと神秘的な微積分
神秘主義の終わり
第6章 無限の双子――ゼロの無限の本性
虚数
ポイント・アンド・カウンターポイント
無限なるゼロ
第7章 絶対的なゼロ――ゼロの物理学
ゼロ熱量
量子的ゼロ:無限大のエネルギー
相対論的ゼロ:ブラックホール
サムシング・フォー・ナッシング
第8章 グラウンド・ゼロのゼロ時――空間と時間の端にあるゼロ
ゼロの追放:ひも理論
ゼロ時:ビッグバン
第∞章 ゼロの最終的勝利
無限大とそのかなた
付録A
動物か、野菜か、大臣か
付録B
黄金比
付録C
現代の導関数の定義
付録D
カントール、無理数を数える
付録E
自家製ワームホールタイムマシンをつくろう
訳者あとがき