うらGおwiki

　まず主人公についてですが、枯専の千羽ちゃんがおじさまを召喚する魔法少女であるという設定が非常にユニークで面白いと思います。ただ、千羽の最大の特徴である枯専部分がセリフだけの演出になりがちなのは惜しい気がします。
　例えばシーン0で千羽が枯専であることがナレーションで入りますが、ここではまだおじさん好きを出さず、シーン1「運命の出会い…？」というセリフで、読者に「おや？」と思わせ、シーン２の理子ちゃんとの会話ではじめて千羽が枯専だと分かる方が枯専を印象付けられそうな気がします。
　また、シーン2で見せる枯専っぷりもセリフ以外の具体的な行動で見たいところです。好みのおじさんを見ると千羽がどうなるとか、おじさんと若者の扱いが全然違うとか、様々なエピソードが考えられそうなので、まずは千羽を最大限に読者に印象付けることが大事なのではないでしょうか？　
　そのこととも関連しますが、場面転換が非常に多く1話の展開が早すぎる印象があります。漫研の部長の裏の顔が敵のボスという設定は受けが良さそうな良い設定ですが、早々に開示させなくても良いかもしれませんし、逆に敵の設定はもう少しわかりやすく提示する必要があると思います。ガクが「我々の秘密を知られた以上生かしては置けない」と言ってる割にはその秘密が何のことか分からなかったり、自分達の開発したマミコンと契約して千羽が変身したにもかかわらず、「変身能力だと？」と驚いているのも微妙に不可解です。　
　また、千羽が予備知識無しにいきなり変身できたり、技を使えたりするのも不自然なので、マミコンをもっと早く登場させて、千羽とマミコンのやり取りを増やすことで、不自然さを解消した方がいいのではないでしょうか？　シナリオでは魔法少女を引き受けた後に「召漢術（この設定は枯専の設定を生かしていて非常にいいと思います）」の事を知りますが、いったんは魔法少女になることを断るものの「召漢術」に釣られて引き受けるという流れのほうが千羽らしい気がします。
　まず千羽のキャラ有りきでストーリーの流れを再構築した方が良いかもしれません。同じく最後のバトルシーンでも枯専を生かして戦うのか？　千羽自身の魔法もある程度生かすのか？　要は魔法少女としての「何を特徴にするのか？」が闘い限って言うとまだ固まっていないような気がします。ここも一考した方がいいと思います。

寸評
　枯専の女の子が魔法少女になるという設定は非常にユニークで個性を感じます
ただし、読者のニーズにあっているかどうかを気にせず、それを強引に押し切るには枯専要素を生かせていない。

　「本気の枯専」を見せて欲しい！！

千和長「『本気の枯専見てー！』って言ってますよ本気の枯専見せたいね」
シュガー「そこだったのか」
千和長「そこかなんかちっちゃい事にこだわってたよ私達」
シュガー「シンプルだったのかもね」
千和長「そうかも、もっとシンプルだったのかも、問題は。それか問題は、全部なのかも。」
シュガー「あはははははは、そっかそんな気もするね」
千和長「そうだね、でも千羽のもともとの枯専設定だったりとか、あと、おじ様の召漢術だったりとか、やっぱりね、私達が『ああ凄い良いアイデアだね』ってみんなからもらったものは、凄い褒めてもらえているので、そこは生かしつつもっとシンプルでいいのかな。」
構成丁「チャバネのキャラクターをもっとこうガッて魅力的にする。」
千和長「やっぱりさて置いてあったのが…」
シュガー「本当にそれねぇ」
千和長「本当に言われたね、さて置くなって。」
シュガー「さておいた部分のとこだけをいわれてるね」
千和長「言われてるからさて置いちゃいけないから、千羽についてやっぱちょっと膨らませていかないといけないね。うん。」
シュガー「そうね、そして、本気の枯専よね。本気の枯専を見せちゃって」
構成丁「第1話に枯専のエピソード、マミコンのエピソード、シーク団体のエピソードを膨らませてってことですね。」
千和長「だって、冷静に考えれば1話で変身する必要なくねって話だよね、」
シュガー「うん」
千和長「キャラを描いて変身するのって引きでいった方が良いじゃない」
シュガー「もしくは変身しちゃったぐらいな」
千和長「『えー！』ってことだよね、ぐらいがいいのかもね、1話って、もしかしたら」
シュガー「戦い終わってたもんね」
千和長「なんか色んな人出てきちゃったしみたいになった。でもすごい、ありがとうございました。本当に。なんかこんな真面目に言われるとどうしたら良いんだろうね。」
シュガー「いや、簡単よ。千和ちゃんがやることは一つよ本気の枯専を見せる。」
千和長「本気の枯専見せちゃおっかなちょっと本気出して、本気で行きます。どうすればいいんだいそれって。これから考えようよし、全体的に終わってから考えよう」