月刊絵本あつまれ

お鍋の小豆が煮えるのが待ち遠しくて、ねずみのかあさんがうたいます。そこへ、こねずみ、とうさん、じいちゃん、ばあちゃんねずみもやってきて…。わらべうた「あぶくたった」で、甘くておいしいおしるこをいただきましょう。

ふうっと小豆と砂糖の甘い香りが漂ってきそうなお鍋がいい。心地よいリズムのわらべうたで、おしるこが食べたくなってきます。味見より早く食べたいなって。

おしるこ以外のまわりの物も、おしるこ作りに合っていい感じ。火鉢を使うとゆっくり煮えるから、煮える間に何度もわらべうたが歌えるし、丸いテーブルは、みんなで囲んで食べるのにちょうどいいですね。

小豆が煮えて、おもちを入れたらできあがり。ねずみの子、おもちを伸ばしておいしそうに食べているじゃないですか。お鍋の中のもちの数からして、ねずみたちみんな、おかわりするんだろうな。

もち入りのおしるこは、鏡開きに振る舞われることもありますが、この絵本もそんな時期にもいけそうです。

あぶくたった
構成・絵：さいとうしのぶ
ひさかたチャイルド
ISBN：978-4-89325-205-0

• おかわりのシーンが追加。（ハードカバー化前、月刊絵本を見ておかわりするだろうなと思っていたら本当にしていたのでうれしかったです）
• 月刊絵本にあった裏表紙の楽譜は最後のページに移動。そのため裏表紙が変更されています。

• みんなでげんきにペッタンコン（もち）
• おもちさんふくれんぼさん（もち）