月刊絵本あつまれ

ゆうくんは、おばあちゃんからおもちゃの携帯電話を買ってもらいました。

「おひさまですか。ぼくゆうくんです」

明日の遠足が楽しみなゆうくん。みんなに電話をかけて、遠足のことを話します。

携帯はかけた相手と線で結ばれていないから、どこでもだれとでも話せます。そこが今までの電話とちがって、ゆうくんみたいに思いめぐることができるんですね。

おかあさんも、ゆうくんがかけた電話ににんじんの電話で受けています。口でいえそうな距離にいますが、電話でやっているところはほほえましいです。遊び心がある親子なんだなと。

寝る時間になってゆうくんは「もういっかいだけ」と携帯で話すシーンもあります。携帯がすきならやってしまいそうなことをうまくついていますね。

裏表紙のおべんとうは、ゆうくんと電話で話した相手がつまってます。例えば、ゆで卵半分はおひさまとか…。そのへんも見てみてください。

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