「右」の諸君、米国が、戦前、日本、ひいては東アジアに対して犯した犯罪と戦後日本がその占領下にあることに憤れ。「左」の諸君、米帝国主義への憤りを忘れたのか、その米帝の植民地となっている現状に甘んじ続けるのか。日本独立に向けて決起を!〜作成中

  1. 国際問題や安全保障問題で頼っている新聞は?
  2. なぜ、「英米」の主要メディアか?
  3. 英米高級紙に関する質問
  4. ダメな記事の解説例



国際問題や安全保障問題で頼っている新聞は?
 最も信頼している新聞は、英ガーディアン、米ワシントンポスト、米ニューヨークタイムス。
(以上、http://blog.ohtan.net/archives/51373002.htmlより)

「英ガーディアン:毎日知的興奮をおぼえる鋭い論考を何本も載せています。
 ワシントンポスト:米国の良心と言えるでしょう。
 ニューヨークタイムズ:ルポ記事が臨場感にあふれ、質量ともすばらしい。
 英BBC:世界の出来事を網羅的かつ簡潔に、そして偏見なく紹介しています。
 英ファイナンシャルタイムズ:ウォールストリートジャーナルやわが日経が霞む、質量ともに世界一の経済紙です。
 米スレート(メルマガ):米国のホンネが分かります。ポスト、タイムズだけが米国ではありません。
 米CNN:最も速達性に優れたメディア。落ち穂拾い的に読んでいます。
→米CNNは読むのを止め、スレートの姉妹誌とタイム誌(すべて電子版)を読む時間を捻出しています。このほか、英米以外のシュピーゲル誌も加わりました。(太田)

 「安保・防衛に関する記事のクォリティに関しては、日本の新聞の中では赤旗がトップ、日経がそれに次ぎ、朝日が三番手、後は省略、といった感じであったこと等、日本共産党には好感を持っています。」

 「産経は、(その電子版が)一次資料的なものを載せるように努めているのが貴重ですし、中共や台湾に関する記事・論説には読むべきものがあるのですが、それ以外はおおむね信頼性が低いので、読み飛ばされることをお奨めします。
 これは、日経が、鈴置氏の論説以外の論説・記事がおおむね信頼性が高いのと対照的です。
 ついでに言うと、朝日は、論説を除いては、つまり記事はおおむね信頼性が高いと思います。ただし、このところ朝日の社説のクオリティが高まっているので、今後同紙の論説一般の信頼性が高くなることが期待できるかも・・。」
(以上、http://blog.ohtan.net/archives/51952441.htmlより)

なぜ、「英米」の主要メディアか?
 私は、海外の出来事に関する事実については、英米の主要メディアをソースとしています。
 自分自身の個人的ニュースソースは用いませんし、ユーチューブ等にアップされた「一次」ソースも用いません。
 自分がたまたまその出来事に関するニュースソースを持っていたとしても、そのようなニュースソースの質と量において、一個人に過ぎない私が、英米の主要メディアのどれであれ、その組織的な力にかなうわけはありませんし、ユーチューブ等の信頼性の評価や読み解き方についても彼等より自分が勝っているとは思わないからです。
 ではなぜ、「英米」の主要メディアか?
 英国にしても米国にしても、主要メディアの記者やコラムニストや編集者の質が日本の主要メディアよりもはるかに上であること、実質的な報道の自由度においてこの両国は日本よりも上であること、そして何よりも、この両国はかつての覇権国と現在の覇権国であり、世界のすべての地域について、日本よりもはるかに厚い専門家群を擁しており、このような専門家群の知識経験がこれらメディアの質に反映されているからです。
(以上、http://blog.ohtan.net/archives/51386423.htmlより)

英米高級紙に関する質問
Q. 太田さんが日々目を通すサイトの中で、情報の信頼度や分析力等の観点から格付けすると、やはり今も昔も総合第一位は”the Guardian”で、”The Washington Post”と”The New York Times”が同二位、但し経済分野に限定すれば”the Financial Times”が一位、といった序列でしょうか。
A. 総合的にファイナンシャルタイムスが一位だけど、大部分の記事が有料なのが残念、といったところです。(太田)

Q. コラム執筆以来、評価に大きな変動があったもの(特に評価を大きく下げたもの)があれば、後学のためご教示の程お願い致します。
A. CNN電子版を今ではフォローしてませんが、もともと私の評価は高くありませんでした。
 評価を大きく下げたものはないけど、Time電子版は評価を大きく上げました。これは、私の見方が変わったということではなく、Timeが変わったのだと思ってます。(太田)

Q. 恐らく、有料化に踏み切った”The Wall Street Journal”は、オーナーのルパート・マードックを昔からあまり買っていない(コラム#0081)こともあって、評価を落としたのではないかと推測しています。
A. いつ有料化になったのか知りませんが、とにかく、大部分の記事が有料なのと、保守的なイメージがあって長らくその電子版を読んでいなかったのですが、数ヶ月前に、その記事のクオリティーの高さに気づき、最近では、
http://asia.wsj.com/public/page/opinionasia.html
を中心にタダ記事の中で興味のあるものを読んでます。(太田)

Q. また、欧州系で唯一といってよい、太田さんによって記事が紹介される栄誉に浴しているSPIEGELですが、これは欧州的観点からの分析等に接するために敢えて目を通しており、時折紹介するに足る記事があるだけなのか、それとも純粋にSPIEGELを評価してのことなのでしょうか。仮に後者であれば、私も今後目を通そうと考えております。
A. 欧州のメディアについては、かねてから偏見があった上に、英語版が余りなかったこともあり、敬遠していたところ、ニューヨークタイムスのWorld Newsの頁からリンクが貼られている唯一のサイトがシュピーゲル英語電子版であることに気付き、読み始めたのですが、クオリティーの高さに感銘を受けています。(太田)
(以上、http://blog.ohtan.net/archives/52006268.htmlより)

ダメな記事の解説例
 国際問題や安全保障問題で、国内のメディアに頼ることは危険です。
 例えば、本日の産経の論説ですが、
 ・・・ 列島を越える弾道ミサイルへの日本と他国との受け止めは違う。日本にとってはいつ落下するかもしれない、いや落下を装って日本領土を侵害することも狙っているかもしれない。日本の脅威であることは明白だ・・・
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090331/pl...魚拓
なんてのは最もひどい例です。
 「列島を越える」テポドン2なんてのは日本にとって脅威であるわけがない。
 しいて言えば、200基にのぼると言われる北朝鮮の中距離弾道ミサイルのノドンなら脅威かもしれませんがね。
 しかし、その大部分は通常弾頭かせいぜい化学兵器弾頭ないし生物兵器弾頭です。
 通常弾頭なんて極端なこと言えば無視すればいい。
 生物兵器弾頭は、過去に使用例がないし、使ったとしても効果はあがらないでしょう。
 化学兵器弾頭については、落ちた場所と風向きによっては困ったことになる。
 後、ひょっとして核弾頭のものが混じっていると、これは困る。
 最後の2者については、米国の核抑止力を実効性のあるものにするように努力すればいいのです。
 日本にとって脅威と言えるのは、日本に照準を合わせているロシアと中共の何百弾頭にも達する核弾道ミサイルです。
 しかし、ソ連の「脅威」華やかりし時代には、ソ連の核弾道ミサイルで日本に照準を合わせているものの弾頭数はもっと多かったけれど、当時の日本人は全くそれが脅威だなんて思っていませんでしたよね。
 それなら、ノドンだって脅威だと思う必要はないなずでしょ。
 当時のソ連や現在のロシア、中共のトップは理性的だが金正日は何をやらかすか分からない?
 ホントあなたそう思う?
 少なくとも彼に自殺願望はなさそうだよね。
 結論:テポドンは全く脅威ではない。ノドンも脅威とは言えない。

 補足しましょう。
 これまた国内メディアたる産経新聞の電子版上での田母神閣下の発言である
・・・自衛隊のミサイル防衛網は信頼性が高い・・・自衛隊は北朝鮮のミサイル・・「テポドン2号」改良型・・を迎撃できる・・・
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/090331/bks0...魚拓
も、明白なウソではないが、詐欺の類です。

 だって、ワシントンポストには、
・・・日本の対ミサイル網・・<すなわち、>海対空のイージスミサイルと陸対空のパトリオットロケットの組み合わせ・・でノドンの攻撃の際に同国を守れる<だろう>か<?>・・・<遺憾ながら>到底その任にあらず<だ>・・・
(コラム#3182「テポドン狂騒曲」)
と書いてあるんだもの。

 もうちょっと説明しよう。
 高空を弾道飛行しているテポドンを迎撃できるのは、海上自衛隊のイージス艦搭載のSM3であって、(誰しも田母神閣下の語っているのは航空自衛隊のパトリオットPAC3についてだと思うだろうが、その)PAC3ではない。
 しかも、(読者は自分達を守ってくれるために迎撃するのだと思うだろうが、)PAC3は落下してくる弾道ミサイル等を迎撃できるけれど、射程が20Kmしかないので、たまたまPAC3の発射基地の近くにいる人しか守ってはもらえない。
 だから、ノドンが何十発もの単位で日本の人口密集地帯に降り注げば、日本が逐年増強中のPAC3が全部揃った時点だって、そんなものほとんど何の役にも立たないんです。
 田母神閣下は、潮との共著では、
北朝鮮が数十発の弾道ミサイルを同時に発射<するとの>前提は妥当でしょうか
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/090329/bks0...魚拓1/2魚拓2/2
と言い訳しているけれど、同時に発射しなくたって、PAC3の射程外の人口密集地帯をめがけて北朝鮮が順次ノドンを撃ち込んでくれば同じことです。言い訳にも何もなってやしません。

 そんなら、何でテポドン、テポドンって日本が騒いでいるのか。
 米国(アラスカ、ハワイ、グアムを含む)にとってノドンは脅威ではないけれどテポドンは、一応脅威だからです。
 そこで最初、米国はテポドンを途中で落とすと言い出した。それにつきあえと属国日本に強要したに違いない。ひでえ話だよ。
 しかも、これは私の推測なんだけど、米国は、そのどさくさに、ノドンが日本の米軍基地をめがけて撃ち込まれた場合を想定した大演習をやれ、と日本に強要したのだろう。
 沖縄の米軍は自前のPAC3で守れるから、首都圏の米軍と東北(三沢基地・・弾道ミサイル追跡用のXバンドレーダーも設置されている)の米軍を守るべく、日本手持ちのPAC3を再配置してみろ、という強要であったと考えられるわけだ。
 そうは言っても、PAC3を三沢市(青森県東南部)の近傍に持っていくんじゃあんまりにも露骨だから、秋田県と岩手県に持って行くことにしたんじゃないかな。途中までのルートは同じだからね。
 いずれにせよ、北朝鮮、テポドンを秋田、盛岡上空を飛ばしてくれるなんて、絶好の口実を提供してくれたことになる。

 ところが、オバマ新政権にとっては、まださほどの脅威とは言えない北朝鮮の核/長距離弾道ミサイル問題の優先順位は低い。しかも、現時点でこの問題を検討する十分な態勢がとれていない。
 よって、北朝鮮に対する強硬姿勢をトーンダウンし、途中で落とすのも止めた。
 すっかりハシゴをはずされちゃったけど、日本政府は今更やーめたとは言えない。
 そこで、大騒ぎが続いているってことだろうね。
 このあたりのことは、(日本の主要紙よりよっぽどまともな)朝鮮日報の本日の大量の記事が手がかりになるよ。
http://www.chosunonline.com/news/20090331000013
http://www.chosunonline.com/news/20090331000011
http://www.chosunonline.com/news/20090331000012
http://www.chosunonline.com/news/20090331000020
http://www.chosunonline.com/news/20090331000021
http://www.chosunonline.com/news/20090331000010
http://www.chosunonline.com/news/20090331000008

 だから、繰り返しになるけど、国際問題、安全保障問題に関しては、日本のメディア・・日本人による典拠と言い換えてもいい・・に拠っちゃあダメなんですよ。
(以上、http://blog.ohtan.net/archives/51351759.htmlより)

 この際、テポドンの話をもうちょっと補足しておきます。
 ・・・地上発射型のパトリオット・システム「PAC3」<については、>・・・北朝鮮が保有している弾道ミサイルのノドン(射程約1300キロ)・・・<を>迎撃<する>能力が確認され<ているが>・・・ノドン・・・について<は>、米政府<は>「(開発中の)海上配備型のミサイルと地対空誘導弾で迎撃が可能になる」と日本政府に伝えてい<る。つまり、現在海上自衛隊のイージス艦に搭載されているSM3ではノドンを迎撃することはできないわけだ。>・・・<なお、>地上配備のPAC3はそもそも短距離ミサイル(スカッドなど)を対象にしたもの<だ>。しかも、守る対象は狭い地域の基地や軍隊<だ>。日本全土を守ろうとすれば、PAC3を100カ所に配備しなければならないという国防省の試算があ<る。>。実際に当たるかどうかは、別問題<だ>。・・・
http://www.gensuikin.org/nw/ntw1.htm 
 つまり、SM3はテポドンには有効だがノドンには無効らしいということです。
 田母神閣下の詐欺的言説は、相当あくどい、と言うべきでしょう。
 なお、
 ・・・国際シンクタンク「国際危機グループ」(本部・ブリュッセル)は31日、北朝鮮が核爆弾の小型化に成功し、日本を射程に入れる中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程約1300キロ)用の核弾頭を配備した、との報告書を公表した。関係国政府の内部メモに基づく情報という。・・・
 報告書はまた、ノドンの実戦配備数を最大320基と見積もった。・・・
http://mainichi.jp/select/world/news/20090401dde00...
の前段の中身はコラム#3182で書いたところですが、後段については、初耳です。
 日本の主要メディアがこの後段の話を余りとりあげていないところにも、そのどうしようもない安全保障音痴ぶり・・というか、日本国民一般と同様の安全保障への無関心ぶり・・が如実に表れています。
(以上、http://blog.ohtan.net/archives/51352506.htmlより)
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