「右」の諸君、米国が、戦前、日本、ひいては東アジアに対して犯した犯罪と戦後日本がその占領下にあることに憤れ。「左」の諸君、米帝国主義への憤りを忘れたのか、その米帝の植民地となっている現状に甘んじ続けるのか。日本独立に向けて決起を!〜作成中

  1. オバマ政権の対日政策
  2. ジョン・ルース駐日大使に関して
  3. ノーベル平和賞受賞演説について
  4. 関連コラム抜粋



オバマ政権の対日政策
 オバマ政権は、もともと属国日本からカネと技術を搾り取れるだけ搾り取ろうという発想です(コラム#3125)。
(以上、http://blog.ohtan.net/archives/51355018.htmlより)
* * * * *
 オバマ政権の対日政策についての私の見解は、コラム#3125をご参照下さい。
(以上、http://blog.ohtan.net/archives/51364020.htmlより)

ジョン・ルース駐日大使に関して
 日本も英国並みの扱いを受けるようになったと喜ぶのは早い。
 次期駐日大使は54歳、次期駐英大使は71歳ですから、オバマ政権は、駐日大使には仕事をさせる気でいる、ということです。
 (第一、駐日大使公邸は、駐英大使公邸ほど豪華なものでもありませんしね。)
 引用はしなかったけど、次期駐英大使については、英国政府に前広に通知してあったみたいだしね。
 最も重要な同盟国たる英国と最も重要な属国たる日本の扱いの違いは歴然ってところでしょう。
(以上、http://blog.ohtan.net/archives/51369540.htmlより)

ノーベル平和賞受賞演説について
 私流の行間を読む方法で解明してみました。↓
 (ドイツ)第三帝国と枢軸国を倒すこと以上に正当な理由は見いだし難いとはいえ、第2次世界大戦は、戦死した民間人の数が、死亡した兵士の数を上回った戦争だった。
・・・ it is hard to conceive of a cause more just than the defeat of the Third Reich and the Axis powers, <in> World War II ・・・
→日本に言及していない点に注目。ブッシュなら言及していたはず。(太田)
 非暴力の運動では、ヒトラーの軍隊をとめることはできなかっただろう。交渉では、アルカイダの指導者たちに武器を置かせることはできない。
 A nonviolent movement could not have halted Hitler's armies. Negotiations cannot convince al-Qaida's leaders to lay down their arms.・・・
→同上。(太田)
 米国は60年以上に及んで自国民の流した血と軍事力によって、世界の安全保障を保証する助けになってきた。米国の男女の兵士による献身と犠牲が、ドイツから韓国に及ぶ平和と繁栄を促し、バルカンのような場所に民主主義が根を下ろすのを可能にしてきた。
 The United States of America has helped underwrite global security for more than six decades with the blood of our citizens and the strength of our arms. The service and sacrifice of our men and women in uniform has promoted peace and prosperity from Germany to Korea, and enabled democracy to take hold in places like the Balkans.・・・
→「ドイツから日本まで」ではなく、「ドイツから韓国まで」である点に注目。これは、日本の「平和と繁栄」に米国は貢献していないと言っているに等しい。また、日本はもとより、ドイツや韓国の民主化にも米国は貢献していない、ということも併せて示唆している。(太田)
 世界の安全保障に対する米国の決意は揺るがない。しかし、脅威が拡散し、やるべきことがより複雑になった世界では、米国だけで平和を確保することはできない。
 America's commitment to global security will never waver. But in a world in which threats are more diffuse, and missions more complex, America cannot act alone.・・・
→再軍備、すなわち米国からの「独立」、した上で米国に協力して欲しいと日本に促している、と深読みできないわけではない。(太田)
 平和が望ましいという信念だけで平和が達成できることはめったにないことを知っている。平和には責任が必要だ。平和は犠牲を伴う。
 The belief that peace is desirable is rarely enough to achieve it. Peace requires responsibility. Peace entails sacrifice. ・・・
→同上。(太田)
 イランや北朝鮮などの国がこのシステムをごまかさないよう主張することが、すべての国にとって必要だ。国際法を尊重するという国は、法が守られない状況から目を背けてはならない。自国の安全を大切にする国は、中東や東アジアの軍備競争の危険を無視するわけにはいかない。平和を求める国は、核戦争のためにほかの国が武装するのをただ傍観するわけにはいかない。
 ・・・it is also incumbent upon all of us to insist that nations like Iran and North Korea do not game the system. Those who claim to respect international law cannot avert their eyes when those laws are flouted. Those who care for their own security cannot ignore the danger of an arms race in the Middle East or East Asia. Those who seek peace cannot stand idly by as nations arm themselves for nuclear war.・・・
→同上。(太田)
 武力が必要なところでは、我々は一定の行動規範を守ることに道徳的で戦略的な利益を見いだす。ルールに従わない悪質な敵と立ち向かう時も、米国は戦争遂行上の(規範を守る)旗手であり続けなければならない。
 Where force is necessary, we have a moral and strategic interest in binding ourselves to certain rules of conduct. And even as we confront a vicious adversary that abides by no rules, I believe that the United States of America must remain a standard bearer in the conduct of war. ・・・
→間接的に米国による原爆投下について、反省の念を表明しているとも読める。(太田)
 文化大革命の戦慄(せんりつ)を考えると、ニクソン(元米大統領)が毛沢東(元中国主席)と会ったことは弁解の余地がなかったように見える。だがその会談が、何百万人もの中国国民を貧困状態から引き上げ、中国を開かれた社会とつながる道に乗せる助けになったのは確かだ。ローマ法王ヨハネ・パウロ2世がポーランドと対話したことは、カトリック教会だけでなく、レフ・ワレサ(元大統領)のような労働指導者にも(活動の)場を作った。ロナルド・レーガン(元米大統領)が軍縮に取り組み、ペレストロイカ(改革)を受け入れたことは、ソ連との関係を改善しただけではなく、東欧全体の反体制派に力を与えた。
 In light of the Cultural Revolution's horrors, Nixon's meeting with Mao appeared inexcusable and yet it surely helped set China on a path where millions of its citizens have been lifted from poverty, and connected to open societies. Pope John Paul's engagement with Poland created space not just for the Catholic Church, but for labor leaders like Lech Walesa. Ronald Reagan's efforts on arms control and embrace of perestroika not only improved relations with the Soviet Union, but empowered dissidents throughout Eastern Europe.
→フランクリン・ローズベルト大統領がどんな思惑や対日観を持っていたにせよ、当時の日本の首相と直接対話を試みなかったことを批判している、とも読める。(太田)
 聖戦は正義の戦争にはなり得ないということを思い出させてくれる。というのも、もしも神聖な神の意志を実行していると本当に信じているならば、抑制の必要がないからだ。
 ・・・no Holy War can ever be a just war. For if you truly believe that you are carrying out divine will, then there is no need for restraint・・・
→日米戦争を遂行した米国が抱いていた聖戦意識を糾弾している、と深読みしたいところ。(太田)
http://www.guardian.co.uk/world/2009/dec/10/barack...
http://www.asahi.com/international/update/1211/TKY...1, 2, 3, 4, 5, 6, 7
(以上、http://blog.ohtan.net/archives/51431375.htmlより)

関連コラム抜粋
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